- TOEICの文法対策って具体的に何をどう勉強したらいいの?
- 効率的に文法の対策を終わらせたい!
TOEICでは、文法の基礎を学ぶことが非常に大切です。
なぜなら、文法の基礎知識がなければ、リスニングを聞き取ること、リーディングで長文を理解する事の両方が難しいからです。
逆に文法の知識を身につけることができれば、パート5、6といった文法パートで高得点を狙うことができるだけでなく、TOEIC全体の点数が上がります。
この記事を読むことでTOEICの必要な文法の知識を身につけるための勉強方法、おすすめの教材について知ることができます。
記事の信頼性
留学なし、独学でTOEIC905点を取得しています。
自身の経験から、TOEICの点数を効果的に上げる方法を解説していきます。
この記事では、 TOEIC初心者が行うべき文法の勉強方法、おすすめの教材を紹介していきます。
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TOEIC文法の勉強で初心者が意識するべき5つのこと
知っておくべき5つのこと
順番に解説していきます。
文法は、 TOEIC全体の対策として非常に重要!
TOEICの対策を行う上で文法の対策は必要不可欠です。
なぜなら、文法の知識がなければ、文法問題だけでなく、リスニング、リーディングを含めた全体の内容を理解することができないからです。
逆にいえば、文法の基礎をしっかりと身につけることができれば、リーディング&リスニングともに高得点が狙えるようになってきます。
文法対策で効率的に点数が上がる。(パート5、6では文法問題が直接出題されるため)
文法対策を行うことで、効率的にTOEICの点数を向上させることができます。
TOEICのパート5、6では、文法問題が直接出題されます。全体200問のうち、パート5と6の合計問題数は、46問(全体の4分の1ほど)であるため、非常に効果的だと言えます。
✔️TOEICパート5、6の概要
パート | 問題数 | 内容 |
パート5 | 30問 | 短文文法選択問題 |
パート6 | 16問 | 長文空所補充問題 |
これらの2つのパートは他のパートと比較しても点数が上げやすいパートなので、特に初心者の人は文法学習が必須であると言えます。
TOEICの文法問題は、それほど難しくない
TOEICに出てくる文法問題は、難易度としては、それほど難しくありません。
文法の基礎事項となる品詞の知識や動詞に関する知識があれば、十分に安定した得点を取ることができます。
短期間で文法の基礎をマスターすべし!
文法は重要であるとはいえ、長期間文法の学習のみを行なっているとモチベーションを維持するのが、難しくなってしまいます。
そのため、教材を使用して短期集中的に基礎的な部分を身につけてしまいましょう。その後は、必要に応じて応用的な内容を学習していくことで TOEICの実践力を身につけましょう。
文法問題はできるだけ速く解けるようにする。
TOEICリーディングでは、75分間の間に100問もの問題を解いていく必要があります。
そのため、時間が非常に厳しいです。
後半パートの長文問題にかける時間を増やすためにも文法問題はできるだけ短い時間で解くようにトレーニングをしていく必要があります。
TOEIC文法対策におすすめのアプリ・参考書
次にTOEIC文法の対策として使用するべきおすすめのアプリ、参考書について紹介していきます。
TOEIC文法対策におすすめのアプリ
スタディサプリイングリッシュTOEICコース
このアプリ一つで文法の基礎知識を網羅的に学習することができます。
また、講義動画もついているため、初心者でもわからない部分を解消しながら、挫折せずに学習を進めることができます。
より詳しいアプリの詳細については、【効果絶大】スタディサプリ TOEICコースを905点が解説!でまとめています。
その他におすすめの文法アプリについてもあわせて知りたい人は以下の記事を参考にしてください。
あわせて読みたい記事
TOEIC文法対策におすすめの参考書3選
Evergreen
文法の基礎事項がこれでもかと丁寧に解説されており、非常に理解しやすいです。
高校レベルの英文法を理解でき、確実な文法力が身につきます。ページ数が多いため、1日のペースを決めて取り組むことをおすすめします。
解説が丁寧であるため、初心者でも挫折せずに文法学習を行うことができます。
TOEIC文法L&R 出る 1000問
この約1000問にわたる TOEIC頻出問題を解くことができ、 TOEIC英文法の対策を網羅的に行うことができます。
基礎から徹底的に文法問題を仕上げたい人におすすめです。
TOEIC満点講師のTEX加藤氏が作成しているだけあって、問題の質も非常に高いです。
これらの2つの参考書を学習することで、 TOEICの文法対策として十分な対策を行うことができます。
詳しい参考書の内容については、【最強の参考書】TOEIC文法問題でる1000問で文法対策は完璧!をご確認ください。
1駅1題 新TOEIC TEST文法特急
より効率的に短時間で TOEICの英文法を勉強してたい人におすすめの参考書です。
TOEICの文法問題が一問一問丁寧に解説されているだけでなく、どうすれば最速で問題を解いていくことができるのかもわかります。
そのため、 TOEICの文法問題を解くのに時間がかかってしまうという人にもおすすめの参考書です。
その他文法以外の参考書も踏まえたリーディング全体の対策におすすめの参考書は、TOEICリーディングにおすすめの参考書7選【高得点必至】でまとめています。
TOEIC文法の勉強方法を徹底解説!
まず、最初に全体の手順ですが、以下の通りです。
以上のようなプロセスで学習を行うことで、 TOEIC文法の対策を十分に行うことができます。
①文法の基礎を身につける。
一つ目の対策として大切なことが基礎となる文法知識を身につけることです。
これは、TOEICのリーディング、リスニングの問題を解いていく上でも避けては、通れない部分の対策になります。
結局、文法の理解が疎かになってしまうと、リーディング、リスニングの際に、正しく文章を理解することができないためです。
✔️基礎として身につけておきたい文法項目
・文型:第1文型から第5文型まで英語の文章の型を知る。
・品詞:名詞、形容詞、副詞などそれぞれの品詞の役割を知る。
・一般動詞、be動詞:動詞の種類について把握する。
・時制:過去形、未来形、現在進行形、現在完了形といった時制を理解する。
・関係代名詞、不定詞
これらの項目を理解していないと、文法問題だけでなく、長文読解、リスニングも難しい状態になってしまいます。
そのため、繰り返しになりますが、まずは基礎的な知識を身につけてしまいましょう。
②パート5、パート6対策を中心にTOEIC用の問題演習を行う
次に、ある程度基礎が固まってきたら、TOEICの文法に特化した問題演習していきます。
TOEICのパート5の文法問題は、全部で30問ほどあります。具体的には以下のような問題になります。
パート5の例題
Q. The bus didn’t arrive at the station ___ time yesterday.
(A) for (B) at (C) on (D) with
※正解はC。選択肢のonを入れることで、on timeという副詞句が形成され、時間通りにという意味になる。
リーディングの問題の中でも、約3分の1弱の問題量であるため、確実に得点したいパートです。
対策の効果がすぐに点数に現れやすいので、先ほど紹介したTOEIC用の教材を使用して学習していきましょう。
また、あわせてパート6の長文空所補充問題についても対策をしておきようにしましょう。より詳しいパート5&6の対策方法については、以下の記事で詳しくまとめているのであわせてどうぞ。
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③模試問題集、公式問題集を使用して漏れをなくす
ここまで来たら、あとは、模試問題集、公式問題集と並行して問題演習をしていくだけです。
具体的には、模試問題集、公式問題集といった本番に近い問題集を解いていく中で、間違えた文法問題から、自分が理解できていない文法事項を把握し、復習することです。
最後のブラッシュアップとしてこのステップを行うことで、文法の理解できていない部分をなくしていくことができるため、確実に得点アップを図ることができます。
① 模試問題集、公式問題集を解く
② 間違えた部分を確認する。
③ 理解が足りなかった部分を参考書(TOEIC文法L&R 出る順 1000、Evergreenなど)を使用して復習する。
④ ①〜③を繰り返してわからない部分をなくしていく。
以上のようなプロセスでパート5の文法問題をブラッシュアップしていきましょう。
④できるだけ速く解けるようにしていく
そして最後に行うべきことが文法問題を解くスピードを向上させていくことです。
①〜③の手順で文法の基礎、実践力を身につけた後に重要なことはいかに速問題が解けるようになれるかです。
理想の目安時間としては、1問20秒前後で問題と解いていくことです。何度も繰り返し解き、ある程度感覚で解くことができるようになるまで演習しましょう。
TOEIC文法の学習方法、対策の仕方まとめ
今日は、文法の学習方法、対策の仕方について解説してきました。
TOEICの文法問題で一番大切なことは、基礎の部分をしっかりと身につけることです。
そのため、今日紹介した方法を実践して、対策をしてみてください。
文法学習の手順としては以下の通りです。
また、TOEICリーディングの全体的な対策については、 TOEICリーディングで400点取得するための方法【独学可能】で解説しているので、気になる人は、ぜひチェックしてみてください。