- 独学でTOEIC800点を取得するためには、いったい何をすればいいの?
- 時間をかけて勉強しているけれど、なぜか TOEICの点数が上がらない・・・
「TOEICで800点を取りたい」と考えている人も多いのではないでしょうか?
TOEIC800点は、一般的に高い水準の点数として評価され、普通に努力しているだけだと到達することが難しい点数です。
僕自身、独学で点数を上げることは難しく挫折しそうになった時期もありました。

しかしながら、その後、試行錯誤しながら点数を大きく上げ、独学で TOEIC905点を取得することができました。
TOEIC800点は、正しい勉強法、手順で学習を行なっていくことで、到達することが十分に可能です。


この記事を読むとわかること
Contents
TOEICを独学で800点を取得するために重要な3つのこと
TOEICを勉強する際に意識してほしい3つのことをお話ししていきます。
TOEICで800点取得するために重要な3つのこと
短期集中で終わらせる。
一つ目に意識するべきことは、短期集中で学習を終わらせることです。
理由としては、短期で集中的に勉強することで効率的に学習することが出来るためです。

僕自身、以前は1日30分など少しずつ勉強して毎日積み上げるという勉強を行なっていました。
しかしながら、その後、学習スタイルを変え、できる限り1日の学習時間を確保し、短期で終わらせるようにしたところ、以前に比べて英語力が大きく向上しました。
効果的な学習方法(シャドーイング、音読等)で勉強する
次に重要なことが効果的な学習方法で勉強を行うことです。
正しい方法で学習を行うことで、普通に勉強している人と比較して、非常に効率的に点数を上げることができます。

具体的に効果的なTOEICの学習方法として以下のようなものが挙げられます。
効果的な学習方法
- リーディング対策|精読&音読
- リスニング対策|オーバーラッピング&シャドーイング
以上のような学習方法を取り入れることで、TOEICの点数を非常に効率的に上げることができるようになります。
詳しい内容については、記事内の以下の部分で解説しています。
記事内リンク
質の高い教材を使用する
最後に意識してほしいことですが、TOEICに特化した質の高い教材を使用することです。
TOEICの試験は単語や問題形式などが特徴的で、問題の傾向が決まっていることもあり、質の高い問題集を使用することで、効率的に対策をすることが可能です。

次の章でおすすめの教材について紹介していきます。
TOEICで800点を取得するためにおすすめの教材はこれ!
TOEICで最短で800点を取得するためには、教材選びが大切です。
本番に近い質の高い教材を使用することで効率的にTOEICの点数を上げることができるためです。
おすすめのアプリ|スタディサプリイングリッシュTOEICコース
最もおすすめのアプリがスタディサプリイングリッシュTOEICコースです。
このアプリ1つでTOEIC800点を初心者から取得することが十分に可能です。
単語、文法、模試問題とTOEIC対策の全てを行うことができます。また問題の解説がわかりやすく、講義動画も視聴することができるため、初心者でも挫折せずに学習を続けることができます。
また、スタディサプリは、以下のリンクから無料で1週間体験することができます。興味を持った人は、試しにやってみってることをおすすめします。
※公式サイトにリンクが飛びます。無料体験期間のキャンペーンは終了してしまう可能性もあるのでお早めに試してみることをおすすめします。
あわせて読みたい記事
おすすめの参考書は?
TOEICで800点以上の高得点を取得するためにおすすめの参考書は、以下の通りです。
おすすめの参考書
その他のおすすめの具体的な問題集に関しては、以下の2つの記事をチェックしてみてください。

TOEICリーディング対策として効果的な方法
800点に到達するためには、リーディングパートで400点前後を目指す必要があるため、長文問題を正確に速く解くことが求められます。
そのために有効な対策が以下の2つです。
精読&音読
長文を速く正確に解くために行うべき勉強方法が、精読&音読です。
用語解説
精読・・・文章を丁寧に読み、文章の構造や文の意味を1文1文理解していく。
音読・・・文の意味や構造を意識しながら、声に出して文章を読むこと。
詳細については、後ほど詳しく説明しますが、精読と音読を行うことで、正確に速く文章の意味を把握する力が身につきます。
結果としてリーディングを時間内に解き終えることができ、高得点を狙うことが可能になります。
TOEICリスニング対策として効果的な方法
次にリスニングの学習方法について解説していきます。
リスニングの学習方法で必要なのは、早い文章を正確に聞き取る力です。
そのために、有効な対策が、先ほど簡単に紹介したオーバーラッピングとシャドーイングです。
用語解説
オーバーラッピング・・・文章を見ながら、聞こえてきた音声にあわせて発音していくリスニング学習方法
シャドーイング・・・文章を見ずに、聞こえてきた音声を後から少し遅れて追いかけていく学習方法

独学でTOEIC800点を取得するための具体的な5つの勉強法・手順
それでは、順番に具体的に行うべきことを解説していきます。
単語学習を終わらせる
最初に行うべきことは単語学習です。
最初に単語の学習を終わらせてしまえば、問題を解いていく上でわからない単語が少なくなります。その結果、単語を調べる余分な時間を取られることがなくなるのです。
まず最初にTOEIC800点レベルの単語を暗記してしまいましょう。
学習効率がグーンと上がります。
おすすめの単語帳|TOEIC L&R 出る単特急 金のフレーズ
この金のフレーズを使用して学習をしていました。TOEICの頻出語がこれでもかとまとめられています。
僕自身、最初に金のフレーズを使用して単語学習を行なったおかげで、わからない単語がほとんどなくなりました。
特に800点を目指している人はまず間違いなく買うべき参考書です。
金のフレーズの具体的な内容については、TOEIC最強の単語帳|金のフレーズをおすすめする理由と、勉強法を解説!の記事で説明しています。
模試問題集、公式問題集を使用して問題演習を行う。
単語帳の知識がある程度頭に入ってきたら、問題演習を行いましょう。具体的には以下のように行っていきましょう。
おすすめの模試問題集|TOEIC新形式模試
使用する模試問題の中で、おすすめなのが、TOEIC新形式模試リーディング&リスニングです。
TOEIC満点の5人の講師陣が作成しているだけあって、問題のレベルが非常に高いです。
公式越えの問題集と言われており、公式のレベルと同等、もしくは、少し難しい難易度です。

TOEIC模試問題集の勉強方法、手順
✔︎問題演習の手順
①TOEIC模試問題集&公式問題集を解く
②答え合わせ&わからない部分の知識の確認
→シャドーイング&音読で復習する。
順番に解説していきます。
①問題集の問題を解く
まず問題を解いていきます。TOEICの模試問題集、公式問題を解いていきましょう。
問題を解く際に、難しいと感じた問題や復習したいなと思った問題はその都度メモしておきましょう。


②答え合わせを行い、わからない部分を確認する
問題を一通り解き終わったら答え合わせをしていきましょう。
答え合わせの際に確認する問題
- 解いていて自信がなかった問題
- 間違えていた問題
上記の2つに当てはまるものを中心に確認していきましょう。

答え合わせが終わったら、シャドーイングと音読で復習していきます。
効果的な復習を行う|(シャドーイング&音読)
答え合わせをしたあとは、最後に復習を行っていきます。
復習の仕方によって、TOEICの点数が伸びるかどうかが決まってしまう・・・それくらい復習は重要な要素です。


復習の仕方は、リーディングとリスニングによって異なるため、順番に解説していきます。
TOEICリスニングの復習の仕方|シャドーイング
次にリスニングの復習の仕方を紹介していきます。
リスニングの復習方法としておすすめの方法がシャドーイングです。
シャドーイングを行うことで、音声を正確に聞き取る力が身に付きます。
シャドーイングとは、聞こえてきた音声を、自分で発音しながら追いかけていくリスニングの練習方法です。
具体的な手順としては、以下のプロセスで行ってください。
✔︎シャドーイングの手順
① 聞こえてきた音声を実際に口で声に出して追っかけていく
② シャドーイングを2回ほど繰り返す。
③ スクリプトを見ながら、発音できなかった部分の音声を確認する。
④ 最後にもう1回シャドーイングを行う。
シャドーウィングを行う際に、最初は全くついていけないといった場合や、聞き取れないということもあると思います。
その場合も気にせずにシャドーウィングを行なってください。

繰り返しシャドーウィングを行う中で英語の音声が自分で追いかけられるようになるとともに、聞き取れるようになります。
✔︎シャドーイングを行う上での注意点
シャドーウィングをしていると、自分の声で英語の音声が聞こえにくくなってしまう場合があります。
そのため、イヤホンをつけながら、シャドーイングを行うことをお勧めします。
声を発している状態でも聞こえにくくなることがなく、お勧めです。僕自身、イヤホンを使用してシャドーウィングを行なっていました。
より具体的な学習の方法に関しては、TOEICリスニング|独学で高得点を取るために絶対にやるべき5つの対策を参考にしてください。
TOEICリーディングの復習の仕方|音読
リーディングの問題を解いてわからないことを部分を調べたあとは、音読に取り組んでいきましょう。
音読を行うメリット
- 長文を読むスピードが上がる。(速読力が身につく。)
- インプットした知識を定着させる事ができる。
1つ目の理由ですが、長文を読むスピードが上がるからです。
音読を行うことで、英語を処理する能力が上がります。
最初は、頭の中で日本語として変換していた語句や文章が音読を繰り返すことで、英語のまま単語の意味を解釈できるようになります。
その結果として、長文を読むスピードが上がります。

2つ目の理由ですが、インプットした知識を定着させることができるためです。
音読を行う中で最初に問題を解く中で知った新しい知識を声に出していく中で知識として定着させていくことができます。
リーディングの全体的な対策については、 TOEICリーディングで400点を取得する方法【独学可能】にまとめています。
次に行うことが弱点パートの対策を行うことです。
模試問題集や公式問題集を解いて行く中で、自分が苦手なパートが出てくると思います。
そのパートに対して、対策を行い点数の底上げを図ります。

パート毎の具体的な対策については、以下のようなものがあります。
弱点パートの対策
- 問題を解く上でのパート毎のコツを知る。
- パート毎に有効な学習方法、教材で勉強する。
具体的なパート毎の対策については、TOEICパート別対策|すぐに実践できるコツ、攻略法を徹底解説!を参考にしてみてください。具体的に取り組むべきパート別の対策内容をまとめています。
試験を受けて、改善する。
次に実際に試験を受けましょう。TOEICの試験は、月に1回程度の頻度で開催されるので、実際に申し込んで試験を受けましょう。
なるべく早い段階から試験を受けることをお勧めします。理由としては、自分の英語学習が正しくできているかを確認することができるからです。
英語の学習時間を増やしているのに、試験で結果が出ない場合には正しい学習ができていないという理由が考えられます。
自分の現状を把握することが可能であるため、試験を早い段階で受けるように意識しましょう。
試験の結果を見て、弱点や伸ばすべき部分を把握し、再びリーディング、リスニングの対策を行いましょう。
TOEIC800点の価値・メリットは?
TOEIC800点は、英語上級者と周りから判断されるレベルです。
そのため、就職活動や転職活動において、英語力が評価される点数でもあります。

また、企業の英語力の基準としてTOEICの点数が要求されることがありますが、800点を取得しておくと、ほとんどの企業で求められる英語力の水準を満たすことができます。
800点で応募することができる職種の例
・海外関連の仕事(例:営業、購買)
・外資系企業
・英語関係の教材の編集者



特に海外関係の仕事に携わりたい人にとっては非常に大きなアピールポイントになります。
TOEIC800点はどれくらいのレベルなのか?
スコア区分 | パーセンテージ |
895点以下 | 95.7% |
845点以下 | 90.8% |
795点以下 | 83.9% |
参考資料)ETS TOEIC 平均スコア・スコア分布 詳細 (第257回)
795点は非常に800点に近い点数なので、ほぼイコールと考えると、
TOEIC800点は、全体の約上位16%です。
約6人に1人ほどの割合です。


個人的に感じる TOEIC800点のレベル感
TOEIC800点のレベル感
- 語彙力・・・90%以上単語がわかる。
- 文法・・・基礎が固まっており、文の構造を理解できる
- リスニング・・・どの問題もおおまかな内容が理解できるが、ところどころわからない部分がある
- リーディング・・・内容がおおまかに理解でき、時間内にギリギリ終わる
ざっくりと説明すると以上のようなイメージです。


次にパートごとにレベル感を説明していきます。
問題形式 | レベル感 | |
リスニング | 短文|Part1,2 | 90%理解できる |
長文|Part3,4 | 大まかに内容を理解できる | |
リーディング | 短文|Part5 | 数問以外わかる |
長文|Part6,7 | 内容が大まかにわかり、ギリギリ時間内に終わる |
パート毎にいうと以上のようなレベル感になります。


TOEIC800点取得に必要な学習時間はどのくらい?
それでは、まずTOEICで800点取得するために必要が学習の時間についてお話ししていきます。
TOEIC400~500前後の人が800点取得するために必要な学習時間は、550時間前後です。

僕自身は、1日6時間の学習を3ヶ月間ほど続け、800点超えることができました。しかしながら、学習時間はあくまで目安です。空き時間などを利用して勉強時間を確保しましょう。
効率的に勉強できるほど、学習時間を減らすことができるので、今日紹介する学習の手順や方法などを試してみてください。
最後に
今日は、自分が実際に取り組んできた内容を中心にTOEICの試験で独学で800点を取得するための方法を紹介していきました。
以上のプロセスで学習を進めていくことで、TOEICで独学で800点を目指すことが可能です。
ぜひ参考にしてみてください。それではまた!