- TOEICのリーディングの対策として本当に音読って効果あるの?
- TOEICリーディングの時間が足りない・・・
- なかなか長文問題が解けるようにならない
と苦戦している人もいるのではないでしょうか?
僕自身、TOEICの学習を始めた頃は、全くといいほど問題を解き終えることができませんでした。最後は、仕方なく適当にマークを塗りつぶしていく・・・。
そんな時に最も効果的だったリーディングの学習方法が、音読です。
長文問題が苦手な人は、まず間違いなくやるべき学習方法です。
しかしながら、リーディング対策として効果的な音読ですが、ただただ音読しているだけだとなかなか効果が出ないことが多いです。
今日は、効率的に点数を上げるための効果的な音読の学習方法について紹介していきます。
この記事を読むとわかること
※リーディング学習全体の学習手順については、以下の記事で解説しています。
目次
TOEICリーディングに音読学習の効果的である3つの理由
次になぜ TOEICリーディングの学習に音読が効果があるのかを説明していきます。
音読を行うことで得られるメリット
長文を速く、正確に理解できるようになる。
1つ目の理由が長文を速く、正確に理解できるようになるためです。
例えばですが、“I’m Japanese.” という英語は、瞬時に私は、「日本人です。」という意味だとわかりますよね?
音読を繰り返し行うことで、上であげた“I’m Japanese“という表現と同様に、自分の中でさまざまな英語の表現が定着していきます。
その蓄積された表現の幅が広がっていくと、瞬時に理解することができる英語表現が増えていき、英語の長文を読むことが非常に容易になります。
結果として解釈するスピード、精度が上がり、長文を速く、正確に理解することが可能な状態に変化します。
英文に対する集中力が身につく。
TOEICのリーディング問題を解いていく際に、いまいち文章を読むことに集中できなかったり、他のことを考えてしまう人もいるのではないでしょうか。
僕自身も、音読を始める前は、他のことを考えたり、ぼーっとしてしまうことがよくありました・・・。
しかしながら、音読学習を進めるにつれて、そういったことが少なくなりました。
声に出して英語を読んでいく音読学習を定期的行うことで、英文に対する集中力が格段に向上します。
その結果、少ない時間で問題を解くことができるようになります。
新しく学んだ内容が定着しやすい(単語、熟語、文法知識等)
音読は、新しく学んだ知識を声に出して繰り返しアウトプットしていきます。
そのため、新しく学んだ内容の知識が非常に定着しやすくなります。音読学習を行なって実際に文章を声に出して読んでいくと、必然的に新しく学んだ内容に繰り返し触れていくことになります。
そのため、単語や語彙表現などの新しい知識を高い回転率によって知識として定着さえてい苦ことができます。
さらには、自然と英語の文法の知識が身についていきます。繰り返し英語の文章の構造を認識していくことで、知識として定着していきます。
TOEICリーディング|音読学習に使用するべき教材
次に TOEICリーディングの対策として音読学習を行う際に、使用するべき教材について紹介します。
教材を選ぶ際のポイントは、解説が丁寧で、問題の質が高い教材であることです。理由としては、音読学習を行う際により効果が出やすくなるためです。アプリ、参考書について順番に説明していきます。
おすすめのリーディング対策アプリ
◆おすすめリーディング対策アプリ
①スタディサプリ イングリッシュTOEIC:音読学習、講義動画等の機能により効率的な学習が可能。初心者から700点〜800点を狙える。(模試問題集は20回分)
②Santa:AI機能で効率的に点数を上げることができる。600点〜700点以上の中上級者のリスニング対策におすすめ。(模試問題集は、25回分)
※アプリ名をクリックすると詳細説明ページに移動します。
リーディング力を効率的に上げていくには、参考書よりも機能が充実しているアプリでの学習がおすすめです。
短期間でも多機能による効率的な学習でリーディング対策を行うことができ、苦手箇所を克服しながら点数を上げていくことができるためです。
より詳しいリーディングアプリについては、以下の記事で紹介しています。
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おすすめのリーディング対策の参考書
参考書で学習したい人におすすめなのが、新形式精選模試問題集です。5回分の質の高い問題を使用して音読学習を行なっていくことで、確実なレベルアップが可能です。
そのほかの参考書を含めたおすすめのリーディング教材については、以下の記事でまとめているのでチェックしてみてください。
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TOEICリーディング|音読の手順、学習方法を徹底解説!
まず、最初に音読をどのような手順で行なっていくべきなのかを紹介していきます。
冒頭でも話したように音読は、正しい手順で行うことが大切です。具体的には、音読をする前に読む文章をしっかりと理解しておく必要があります。
具体的にそれぞれのプロセスについて解説していきます。
①問題を解く&答え合わせを行う。
まず、最初に模試問題集や公式問題集を解きましょう。その後、答え合わせをしてなぜ間違えたのかといった原因を探っていきましょう。
例えばですが、問題を間違える理由としては以下のようなものがあります。
間違える要因
- 単語不足・・・単語が不足しているため、理解できない部分がある
- ケアレスミス・・・実力としては解ける問題なのに、注意不足、確認不足で落としてしまった
- 読解力不足・・・文の意味、内容を把握できていなかった
何によるミスなのかを確認して、その部分を対策していくようにしましょう。
②精読(文章の意味、構造を把握する)を行う。
問題の答え合わせを終えたら、精読を行なっていきます。つまり、文章を丁寧に読み、文章の意味、構造を理解していきます。
時間がかかってもいいので、しっかりとこの段階で文章を紐解いていきましょう。ここでかけた時間だけ読解力が上がり、長文問題を解く力が身につきます。
精読を行う際には、以下の3つの点を確認していきます。
精読の手順
①単語、語彙表現の知識|語彙力強化
②文の構造|文章の流れを掴む
③文の意味|文章の内容を把握
順番に説明していきます。
単語、語彙力表現の知識の強化
まず、単語、語彙表現を確認し、知識としてインプットしていきます。具体的には、長文を読んでいて意味がわからなかった単語や語彙表現を確認し、覚えていくことを実施していきます。
TOEICの長文を読む上で単語の知識や語彙表現は必要不可欠です。
とはいえ、TOEICの試験では、ある程度でる語彙が限られているので、自分が不足している知識を確認し、覚えていくことで、非常に内容を理解しやすくなります。そのため、確実に覚えていくようにしましょう。
※もし単語の知識に不安がある人は、早い段階で単語帳を行うことをおすすめします。具体的には、金のフレーズがおすすめです。
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文の構造|文章の流れを掴む
次に、文の構造を把握していきます。
まず、文を1つずつ順番に読んでいき、どこが主語、目的語、補語なのかといった文の構造を把握します。
そして、最後まで文の構造を理解することができたら、今度は、文の全体の構造を理解していきます。
例えば、逆説の接続詞が使われているのか、文と文同士の関係は、対比だなというように全体の文章の構成を理解していきましょう。
厳密にやっていくと時間がかかってしまうので、ある程度ざっくりで大丈夫です。
文章の構造を掴むにはある程度の文章の知識が不可欠です。文法の学習方法については、TOEIC文法対策の方法を解説で説明しているのでどうぞ
文の意味|文章の内容を把握
次に文章の意味を確認していきます。英文の意味がわからなかった文章に関しては、和訳を見ながら理解していきます。
この時にしっかりと意味を理解できるまで文章を読み込んでおくことで、音読の際により効果的な学習を行うことができます。
③音読(声に出して文章を読む)を行う
次に音読を行なっていきます。
これまでの過程を通じて、文章全体をある程度理解できている状態になっています。
音読によってさらに英文への理解を深め、学んだ表現を自分のものに定着させていきます。音読を行う際には、以下のことが重要ですので、意識して行なっていきましょう。
TOEICリーディング|音読をする上で重要なこと
それぞれ解説していきます。
①構造、意味を理解しながら読む
ただ読むのではなく、精読を通じて文章の意味や構造を確認しながら音読を行いましょう。
繰り返し音読を行なっていくことで、確実に英語の表現が定着していきます。
②発音に注意する
正しく発音しながら、音読を行うことで、リーディングだけでなく、リスニング能力に関しても向上させることができます。
そのため、発音も意識して音読を行いましょう。
音読の回数は、どのくらい?|5〜10回
回数の決まりはないですが、自分がスムーズに長文の意味を理解できるようになるまでは行いたいです。
その状態になることができれば、少なくとも英語の表現が定着してきている状態であるからです。
目安としては、5〜10回を基準にしましょう。
Point
✔️100回音読した方がいいのか問題について
100回音読した方がいいという意見もありますが、個人的には、反対です。
TOEICのスコアアップを目的とした場合、10回以上音読してもそれ以上得られるものが少ないため、非効率的な学習になってしまいます。
音読学習は、 TOEICリスニング対策にも効果的!
また、今日紹介した音読対策は、 TOEICのリーディングだけでなく、リスニング対策にも効果的です。
リスニングの場合には、オーバーラッピング、シャドーイングといった学習方法で音読すると非常に効果的です。
✔️オーバーラッピング、シャドーイングとは?
先ほども簡単に紹介しましたが、説明すると以下のような内容になります。
・オーバーラッピング・・・文章を見ながら、聞こえてきた音声に合わせて自分で発音していく。
・シャドーイング・・・文章を見ずに、聞こえてきた音声を追いかけて発音していくこと
リスニングは、リーディングと比較してより一層瞬時に英語の文章を理解する力が求められます。
シャドーイング、オーバーラッピングといった方法で音読を行うことで、英語を日本語を介さずに理解できるようになり、リスニング力が大幅に上がります。
より詳しいシャドーイング、オーバーラッピングの学習方法は、以下の記事でまとめています。
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TOEICリーディング音読学習まとめ
今日は、 TOEICリーディングの対策として効果的な学習方法の一つ音読について紹介してきました。
音読を行うことで、速読力、英語理解力等が身につき、非常に質の高い学習を行うことができます。TOEICリーディングが音読学習におすすめな理由は以下の通りです。
音読を行うことで得られるメリット
ぜひ実践してみてください。それではまた!