- TOEICのリーディングが時間内に終わらずに解き終わらない・・・
- リーディングの長文対策として有効な方法を知りたい!
- パート7の対策を行う場合の具体的な手順を知りたい
と悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
リーディングの中で長文問題のパートであるTOEICパート7。
非常に問題数が多いため、時間内に終わらせるには、読解力と速読力の両方が求められます。
そのため、苦手意識を持っている人も多いのでは無いでしょうか?
しかしながら、試行錯誤していく中で長文問題が得意になり、現在は、安定してリーディングパートで400点以上を取得できるようになりました。
記事の信頼性
留学なし、独学でTOEIC905点を取得しています。
自身の経験から、TOEICの点数を効果的に上げる方法を解説していきます。
自身の経験から、今日は、パート7で行うべき対策について解説していきます。
この記事を読むとわかること
目次
TOEICパート7の概要について
まず、パート7の概要について説明していきます。
問題数:54問(長文問題)
TOEICリーディング | 問題数 | 問題の種類 |
パート5 | 30問 | 文法問題 |
パート6 | 16問 | 長文(空所補充) |
パート7 | 54問 | 長文問題 |
問題の形式としては、長文の問題になります。
問題数は、全部で54問あります。
TOEICのリーディングパートは全部で100題あるため、試験の半分以上がパート5で構成されています。
問題形式:3種類
問題の種類としては、3種類あります。
問題の種類 | 特徴 | 問題数 |
シングルパッセージ | 1つの文章で構成される | 29問(10セット×2~4問) |
ダブルパッセージ | 2つの文章で構成される | 10問(2セット×5問) |
トリプルパッセージ | 3つの文章で構成される | 15問(3セット×5問) |
ダブルパッセージやトリプルパッセージでは、問題を解く際には、複数の文章の情報を元にして解く問題があるため、注意が必要です。
どのような内容の問題が出るのか?
パート7の問題の種類
- 雑誌や新聞の記事
- メールでのやりとり
- ウェブサイトのページ
- 手紙
- チャットアプリでのやりとり
- 求人広告
こういった文章から問題が出題されます。
パート7で出題される4種類の問題
パート7で出題される4種類
以上の4つの問題が多く出題されます。それぞれ順番に解説していきます。
①内容一致問題
本文の内容に合う選択肢を選ぶ問題です。
文章全体を確認する必要があるため、解答に時間がかかります。
問題の中には、当てはまらない選択肢を選ぶ問題もあるので、注意が必要です。
②概要問題
文章がなぜ書かれているのかといった目的など文章の概要について問う問題です。
この種類の問題では、文章全体の流れから正しく目的等を推測する必要があります。
そこまで難易度が高い問題ではないので、しっかりと内容を把握し、確実に得点していきましょう。
③文挿入問題
設問に書いてある文章を挿入するのに、適切な箇所を4つの選択肢から選ぶ問題です。
一見簡単そうですが、感覚的に解くと間違えてしまうことがあります。
特に、前後にitやthisなどの指示語がある場合には、その指示語が何を指しているのかを正しく把握した後で、解くようにしましょう。
そうすることで、文挿入問題の正答率は、グッと上がります。
④語彙問題
語彙問題は、文章に出てくる単語の意味に一致する選択肢の単語を4択の中から選べという問題です。
単語の意味と、前後の文脈から正しい選択肢を選ぶようにしましょう。
具体的には、選択肢の単語を一つ一つ置き換えてみて、形として正しく置き換えることができるかをまず確認しましょう。
文法的にも誤っていないことが確認できた選択肢の中で、最後に意味の整合性を確かめるようにすると、正答率が上がります。
パート7対策の効果的な学習方法:音読
パート7の効果的な学習方法としては、音読が挙げられます。
音読を行うことで、以下のようなメリットがあります。
音読学習のメリット
音読のメリット
- 読解力と速読力が身につく
- 英語の語彙やフレーズの意味がすぐに理解できるようになる(瞬発力)
- 集中して英文が読めるようになる
音読を行うことで、英語の長文を早く正確に読めるようになります。
TOEICのリーディング問題は、問題数が多く、この正確に早く読む力が非常に大切になってきます。そのため、音読は非常に有効な学習方法です。
音読学習の手順
学習の手順ですが、以下の通りです。
音読学習の手順
①精読を行う。
②音読をする。
まず、問題を解いた後、間違えた問題を解説を読む前に解き直します。
その後、精読を行います。
精読とは、文章を丁寧に読み、文の構造、意味を理解していくことです。
精読を行う際は、以下の点に意識して読み進めていきます。
精読を行うに意識する点
- 英単語や表現の意味を把握する。
- 英文の構造を把握する。
以上の2点を把握していくことで、パート7を解く際に必要な読解力を養っていくことができます。
精読が終わったら、音読を行なっていきます。
音読を行う際には、精読で確認した英文の意味や構文を意識しながら、音読をするようにしてください。
より詳しい音読の学習方法については、以下の記事で解説しています。
ポイント
パート7の対策としておすすめの教材
次にパート7の対策としておすすめの教材を紹介していきます。
TOEIC新形式 精選模試 リーディング
一つ目に紹介する問題集がTOEIC新形式精選模試リーディングです。
この問題集は、1冊に5題の問題が収録されており、質の高い問題が揃っています。
そのほかのリーディングに関してのおすすめの教材について知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
あわせて読みたい記事
パート7が時間が足りない人が取るべき6つの対策
①時間が足りなくなったら、語彙問題を先に解け!
パート7では、語彙問題が出題されます。
先程も説明しましたが、語彙問題は、文章出てくる単語の意味に一致する選択肢の単語を4択の中から選べという問題です。
この語彙問題は、時間を比較的時間をかけずに回答をすることができるため、後半の文章問題を解く時間が足りないと思ったら、先に語彙問題だけでも解いてしまいましょう。
②戦略的に捨てる!
試験まで時間がない人におすすめの戦略です。
あらかじめ諦める問題数を決めてしまうというものです。
自身の経験談
僕自身、リーディングを解いていて解くスピードが今よりも遅かった時にこの戦略をとっていました。
10問前後は塗り絵で適当にマークしたときに、800点を超えたこともあります。
この戦略を取ることのメリットとしては、他の問題にかけられる時間が多くなるため、質が上がるという点です。
他の問題を正確に解くことができれば、高得点を取得することも可能です。
③逆から解いてみる。
2つ目の対策としてリーディングの問題を逆から試しに解いてみるというものです。
パート7は、後半になるにつれて文章量が増えていきます。そのため、より解くのに労力を使います。
そこで、最初に一番最後の問題から、前に向かって解いていくことで、最初に骨のある問題を終わらせてしまうという作戦です。
しかしながら、後ろから解くというこの方法は、合う人と合わない人がいると思うので、模試などで試してみて、時間の削減になりそうであれば、実践してみるという流れがベストです。
④徹底的に音読をする!
次の方法が、一度解いたことがある問題等を使用して徹底的に音読をすることです。
先ほど紹介したとおり、音読を行うことで、読解力、そして速読力を向上させることができます。
時間がかかるようにも思えますが、音読をして根本的な読解力、速読力を上げることが最も効率的だと思います。
⑤時間内に問題を解くペースを体に染み込ませる。
次の対策としては、問題を解くペースを体に染み込ませることです。
TOEICリーディングでは、問題数が多いため、日頃の演習の中でどのパートをどのくらいのペースで解くべきかを把握しておくことが大切です。
おすすめのペースは、以下の通りです。
パート5|30問を1問あたり20秒のペースで解く。10分
パート6|16問を1問あたり30秒のペースで解く。 8分
パート7|54問を1問あたり1分のペースで解く。 54分
合計:72分
リーディングの試験時間は、全部で75分なので、この解き方で解いて3分余るというイメージです。
パート7に関しては、1問あたり1分を意識して日頃から問題演習を行うと本番の試験時間に十分に対応することが可能です。
⑥一定時間考えてもわからない問題は、適当にマークをして飛ばす。
TOEICのリーディング問題は、時間が命です。
一問にあまりに多くの時間をかけすぎて、結局その時間で数問とけたはずの問題が解けず点数が下がってしまうというのは、避けたいです。
そのため、解くときに、本文から根拠を取れずに時間がかかってしまう場合は、明らかにあっていない選択肢を除外した後に、適当にマークをして次に進んでしまいましょう。
より詳しい時間が足りない時の解説については、【超解説】TOEICリーディング時間足りない人が行うべき5つの対策!で説明しています。
TOEICパート7まとめ
今日は、 TOEICリーディングのパート7について解説してきました。
パート7の対策として効果的な学習方法は、音読学習です。
音読学習の手順
①問題を解く&答え合わせ
②間違えた問題を解き直す。
③精読を行う。
④音読をする。
具体的には、以下のような手順で行っていきましょう。以上が、今日の内容になります。この内容が参考になったら、嬉しいです。それではまた!