- TOEICリーディングの具体的な学習って何をしたらいいんだろう
- なかなかリーディングの点数が伸びない・・・
そんな悩みを感じている人も多いと思います。
僕自身も学習を始めた当初は、何から手をつければいいのかがわからずにリーディングの点数を上げるのに苦戦していました。
リーディングの点数を伸ばすには、文法、単語の知識はもちろんのこと、長文を速く正確に読む必要があります。
この記事では、TOEICリーディングで3ヶ月で400点を取得するための学習方法について具体的な手順を踏まえて解説していきます。
この記事を読むとわかること
目次
- 1 TOEICリーディングで400点を取得するために重要な3つのこと
- 2 TOEICリーディングで効率的に点数を上げられる教材まとめ
- 3 TOEICリーディング 400点はどれくらいのレベルなの?
- 4 TOEICリーディング|3ヶ月で400点取得するための勉強法!
- 5 TOEIC用の単語学習を行う。
- 6 模試問題を5回分程度解く。
- 7 音読学習を行う。
- 8 リーディングのパート毎の対策を行う。
- 9 公式問題集&模試問題集を解く。
- 10 よくある質問①:TOEICリーディングが伸びない時に行いたい時にどうすればいいの?
- 11 よくある質問②: TOEICリーディングどうしても時間が足りないけどどうしたらいい?
- 12 TOEICリーディング3ヶ月で400点を取得する方法まとめ
TOEICリーディングで400点を取得するために重要な3つのこと
次に、400点を取得するために特に重要な3つのことについて説明していきます。
TOEICリーディング3つのこと
迷ったらとりあえずこの2つに焦点を当てて勉強していけば、確実にリーディングの点数は上がります。
この3つの点を意識して対策することで、400点にグッと近づきます。それぞれ簡単に解説していきます。
①TOEIC対策に効果的な質の高い教材を使用する。
続いて大切なことがTOEIC対策に効果的な質の高い教材を使用することです。
特に短期間で効率的に成果を出したい人は、教材への投資はある程度惜しまずに行うことをおすすめでします。
あまり効果的でない教材を使用して学習を行なってしまうと、必要以上に時間がかかってしまい、なかなか成果が出ないということも。
効果的な教材については次の章で解説していきます。
※詳細説明部分に移動します。
②問題を正確に読む力である読解力を身につける。
TOEICリーディングで高得点を取れるかどうかを大きく左右するのが、読解力です。
文章を正確に読むことができなければ、 TOEICリーディングで高得点を取ることは難しいです。
そして読解力を向上させるために最も効果的な方法が精読と音読です。
・精読とは・・・文章を時間をかけて丁寧に読んでいくことです。文章の構造や単語の意味などを理解して読み進めていきます。
・音読とは・・・精読したものを声に出して読んでいくリーディングの学習方法です。学んだ英語が知識として定着するだけでなく、文章を速く正確に理解する力が身に付きます。
TOEICリーディングは、100問を75分間で解いていく必要があり、速いスピードで解く必要があります。
まずは、精読と音読を行い、読解力を身につけた後に、速く読む力である速読力を身につけていくと効率的に学習を進めることができます。
より詳しい音読の学習方法については、【効果絶大】TOEICリーディング|音読の方法を900点が徹底解説!で解説しているのであわせてどうぞ。
③TOEIC用の語彙力を強化する。
次に重要な力が語彙力、つまり、単語の知識です。
もしリーディングの問題を解いていて内容が頭に入ってこないと悩んでいる人は、語彙が不足している可能性があります。
TOEICリーディングでは、TOEIC用の単語帳を使用し、語彙の知識を高めておくことが非常に重要です。
単語学習は、できる限り高い回転率で積極的に単語を覚える回数を増やしていくことが大切です。
TOEICリーディングで効率的に点数を上げられる教材まとめ
次にリーディングの点数を大きく向上させる上で欠かせない効果的な学習教材(アプリ・参考書)について紹介していきます。
特に初心者におすすめなのが、アプリを使用した学習です。
アプリの学習の場合には、複数の参考書や教材を揃える必要がないため、アプリ1つで効率的にTOEIC対策による得点アップが可能です。
加えて、
・講義動画付きアプリ・長文の解説、意味の確認が楽。
・AI機能付きのアプリ・学習機能付き(音読、シャドーイング)
といった機能が充実しているため、効率的な対策が可能です。
おすすめのTOEICリーディングアプリについて
✓おすすめリーディング対策アプリ
・スタディサプリ ENGLISH(TOEIC):TOEIC満点講師のよる講義動画付きパート別対策、模試問題集20回分、単語、文法学習等これ1つで全ての対策が可能。初心者から700点〜800点を狙える。
音読学習等の機能もあり、効率的な学習が可能。(模試問題集は20回分)
※リンクをクリックすると公式サイトに移動します。
上記のアプリを含めたリーディングにおすすめのアプリについては、以下の記事で解説しているのでチェックしてみてください。
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TOEICリーディングにおすすめの参考書
まず、参考書についてですが、以下の通りです。
・TOEIC L&R 出る単特急 金のフレーズ:TOEIC頻出単語1000語を収録。TOEICで何度も満点を取得した著者が執筆する至極の単語帳。
・TOEIC 新形式精選模試 リーディング|質の高い模試問題集5回分を収録。本番同等から少し難しい程度の難易度で問題演習に最適。
おすすめの参考書は、以上の2つです。これらに加えて、公式問題集を使用し、音読など正しい学習を行うことで点数が上がります。
実際の試験に近い形で学習したいという人には、参考書による学習がおすすめです。
また、その他のおすすめの参考書について知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
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次にTOEIC400点のレベルについて紹介していきます。リーディングで高得点を狙うためにどの程度のレベルになって置く必要があるのかをつかんでおきましょう。
TOEICリーディング 400点はどれくらいのレベルなの?
スコア区分 | リスニング | リーディング |
445点以上の割合 | 9.3% | 2.9% |
420点以上の割合 | 17.4% | 5.6% |
395点以上の割合 | 25.1% | 10.6% |
参考資料)ETS TOEIC 平均スコア・スコア分布 詳細 (2023年11月19日試験)
まず、TOEICリーディングで400点取ることがどれくらい難しいのかを説明していきます。
395点は非常に400点に近い点数なので、ほぼイコールと考えると、TOEICリーディング400点の人の割合は、全体の約上位10.6%です。
約10人に1人ほどの割合です。
ハイスコアですが、今日紹介してきた手順で学習を行なっていくことで十分に狙える点数です。
リスニングと比較しても、TOEICリーディングは点数が取りにくく、高得点を目指すハードルが高いといえます。
TOEICリーディング400点の正答率の目安
正解数 | スコア |
100問 | 495点 |
89問 | 450点 |
79問 | 400点 |
※参考)TOEIC 新形式精選模試 リーディングスコア表
正答率は、100問中79問正解すると、400点を取得することができます。
そのため、TOEICリーディングで400点を取得するためには、約80%を正解する必要があります。
自身の感じたTOEIC400点のレベル感
僕自身、TOEICリーディングで400点を取得できるようになった時のレベル感としては、
個人的に感じたレベル感
・語彙に関しては、TOEIC800点レベルの単語がわかる
・リーディングの問題が時間内にギリギリ解き終わる。
・長文の内容は、時間内におおよそ理解できる。
といった感じでした。
これらの項目のレベルまで到達することができると、400点を取得するレベルにあると言えます。
TOEICリーディング|3ヶ月で400点取得するための勉強法!
次に、具体的にリーディングで400点を取得するための手順について説明していきます。
以下のように行なっていきます。
学習期間 | 内容 | 具体的な内容 |
---|---|---|
1-2週目 | 単語を極める | 単語の基礎がため |
3-7週目 | 模試問題集1冊を極める | 模試問題集1冊をしっかり解き切る。 |
音読学習で読解力を身につける。 | ||
パート別対策で弱点パートをなくす | ||
8-12週目 | 実践力UP | 公式問題集&模試問題集を解く |
以上の手順でTOEICリーディングの対策を行っていくことで、リーディング能力が確実に上がります。
一番重要なポイントは、模試問題集1冊を解くだけでなく、自分の体に染み込ませていくことです。
そうしていくことで、TOEICの問題の傾向を把握できるだけでなく、必要な語彙知識、問題の解き方などあらゆるメリットがあります。
では、それぞれの手順について説明していきます。
TOEIC用の単語学習を行う。
最初に行うべきことが TOEIC用の単語学習を行うことです。
リーディングに関しては、最初に一通り、頻出単語を覚えることでその後の学習の効率が大幅に変わります。
TOEICでは、ビジネス用語が中心に出題されるため、特化した単語帳を絶対に使用すべきです。
特にTOEICでは、頻出語がある程度決まっているため、TOEICに特化した単語帳を学習することで、非常に効率的に学習を進めることが可能になります。
[st-kaiwa1]そうだね、TOEICリーディングには、語彙の知識だけで解ける問題が文法パート、長文問題の中で結構出るから、全体の点数が底上げされるね[/st-kaiwa1]
おすすめの単語帳|TOEIC L&R 出る単特急 金のフレーズ
この一冊をやり切れば、TOEICの単語でこわいものは無くなります。
そういっても過言ではないのが、 TOEIC金のフレーズ。
金のフレーズの特徴
・1000単語でTOEIC頻出語を網羅
・TOEIC満点の著者作の最強の単語帳。
僕自身、この単語帳を学習してから、リーディングでわからない単語がほとんどなくなりました。
僕自身、学習当初は、他の単語帳を使用していましたが、あまり頻出語が網羅されていませんでした...
一方、金のフレーズを使用していくと、TOEICの頻出語が1000語の中に凝縮されており、非常に効率的に対策ができました。
無駄な時間を作らないためにもこの本で対策を進めましょう。以下の記事で詳しく内容を解説しています。
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模試問題を5回分程度解く。
TOEICリーディングで高得点を目指すには、模試問題集を解いていくことが大切です。
模試問題5回分程しっかりと終えることができれば、TOEICの点数は大幅に向上します。
その理由としては、以下のようなメリットがあるためです。
- 問題を解く実践力がつき、安定して点数が取れるようになる。
- 自分の弱点がわかり、効率的に対策を進めることができる。
1.問題を解く実践力が身に付き、安定して点数が取れるようになる。
まず、一つ目ですが、実践力を身につけることができるため、安定して実力通りの点数を取れるようになります。
実践力が身につく理由
・本番の試験に近い演習を行うことができる。
・TOEICの問題への慣れることができる。
TOEICの問題は、問題数がリスニングとリーディング合わせて200問多く、長時間集中して解く力が求められます。
そのため、実際に本番を想定して、本番に近い問題を解いておくことで、本番で自分の実力をしっかりと発揮できるようになります。
また、TOEICの試験問題への慣れることができる点も大きいです。TOEICのリーディングの問題形式は、傾向があります。
2.不足している知識や弱点を補うことができるから
問題演習を重ねることで、自分の分からなかった部分を補うことができます。
また、弱点となるパートもわかるため、苦手な部分をなくしていくことで確実に実力を上げていくことが可能です。
やみくもに問題を解いていくのではなく、自分が得点できていない部分を重点的に対策することで非常に効率的に対策を進めることができます。
おすすめの教材①| TOEIC新形式精選模試 リーディング
一冊に5題収録されており、問題のクオリティが高いです。
僕自身この参考書を中心に問題演習を行い、安定してリーディングで400点が取れるようになりました。
レベルとしては、本番と同等、もしくは少し難易度が高めです。そのため、本番の試験に余裕を持って臨むことができます。
土日等を利用して、週1〜2回のペースで解いていくと良いです。
この教材の詳細について詳しく知りたい人は、TOEIC新形式精選模試をおすすめする5つの理由【最強の教材】をチェックしてみてください!
模試問題集の学習手順
リーディングの問題演習の手順
①時間に合わせて問題を解く。
②答え合わせをする
③解説を読む前に間違えた問題を解き直す
④不足している知識を確認し、インプットする。
⑤ミスの原因を整理する。
以上のように、問題を時間内に解き、その後時間の制限がない状態で間違えた問題を解き直しましょう。
音読学習を行う。
3つ目の手順が、音読です。音読を行うことで期待できる効果は、以下の2つです。
どちらも TOEICのリーディングを解く上で必要なスキルなので、音読をぜひ取り入れてみてください。
①速く正確に読む力が身につく。
音読を繰り返し行うことで、早く正確に読む力が身に付きます。
TOEICの試験は問題数が多いため、この力は、非常に大切です。音読を繰り返し行っていくことで、英文を素早く解釈していく力が上がっていきます。
音読を通して、自分が瞬時に内容を理解できる長文一つ一つ増やしていくことで、リーディングの実力が確実に身についていきます。
結果として本番で長文問題を解く際にも正確に速く解くことが可能に。
②知識を効率よく復習できる。
音読を行うことで、答え合わせで学んだ知識や内容を復習し、再度インプットすることができます。そのように何度か音読をしていくと、自分の知らなかった単語が知っている単語へと変化します。
結果として、自分の知識として定着し、自分の語彙を効率的に強化していくことができます。
音読の具体的な学習方法に関しては、 TOEICリーディングに効果絶大!音読の方法を徹底解説!にまとめているので、そちらも確認してみてください。
リーディングのパート毎の対策を行う。
模試問題集を解いていく中で自分が苦手なパートがわかります。
そういった弱点パート毎の対策を行なっていくこと必要があります。
パート5|文法対策:できるだけ速く正確に問題を解く
パート5は、文法問題です。
この部分は、問題を解く正確性とスピードが鍵になります。
文法の対策として、模試問題集のパート5を横断的に解くこと、パート5専門の参考書を使用することをお勧めします。
より具体的なパート5の対策に関しては、【完全攻略】TOEICパート5を解くためのコツ、学習法を徹底解説!にまとめています。
パート6|空所補充問題:文章の流れを掴んで適切な選択肢を選ぶ
パート6は空所補充問題です。
長文の空所に合う適切な問題を選択していきます。
パート6の問題の内容
- 語彙問題
- 文法問題(動詞の時制、品詞の選択)
- 文挿入問題
このパートでは、文法や単語の基礎的な知識はもちろんのこと、文章の流れを掴む力が重要視されます。
このパートの具体的な対策については、【完全攻略】TOEICパート6で高得点を取るコツと勉強法を解説!で説明しています。
パート7|長文問題:多くの問題を速く正確に解く
長文に関しては、①単語学習、②問題集を解くこと、③精読&音読で十分に対応することができます。
最後に近づくに従って、文章の量、情報処理の量が増えるため、問題集を使用して徹底的に問題形式になれましょう。
より詳しいパート7の対策については、【時間が足りない人必見】 TOEICパート7の対策を徹底解説!の記事内で説明しています。
公式問題集&模試問題集を解く。
最後の1ヶ月半で行なっていくことが、問題演習中心の対策です。
公式問題集と模試問題集を解き、高得点を取るために必要な実践力、そして試験への慣れを作っていきます。
模試問題集の他に、公式問題集を解く理由としては、最も本番のテストに近い問題集であるためです。
本番の試験に非常に近い問題を解いて慣れを作っておくことで、本番の試験ではより落ち着いて問題を解いていくことができます。
最後の1ヶ月で、問題を時間内に解き切る力、 TOEIC特有の問題への対応力を徹底的に磨いていきます。
よくある質問①:TOEICリーディングが伸びない時に行いたい時にどうすればいいの?
以上の手順で学習を進めていてもなかなか成果が上がらない場合の対策方法について紹介していきます。
自分の弱点を把握する。
まずは、自分が解いた公式問題集、模試問題集を解いて、自分の弱点部分を把握しましょう。
具体的に、どの部分でなぜ点数が取れていないのかを把握し、対策を行う必要があります。
チェックするべき項目
・自分の苦手なパートはどのパートか
・語彙力の不足はあるか
・ 間違える問題のパターンは何か
上記のような自分の苦手な部分は、解いた問題の間違えた箇所を見返すことで見つけることができます。
より具体的なTOEICリーディングの点数が伸びない時の対策については、以下の記事でまとめています。
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よくある質問②: TOEICリーディングどうしても時間が足りないけどどうしたらいい?
TOEICリーディングの時間がどうしても足りないんだけどどうしたらいいんだろうという人に向けて対策の仕方を紹介していきます。
まず一つ目の対策としては、あらかじめ自分がどのくらいのペースで問題を解いていくのかを設定しておくことです。
文法パートであるパート5、空欄補充パートのパート6、長文パートのパート7をどのくらいのペースで解けば問題が解き終わるのかを確認しておき、日頃の学習の中で、問題を繰り返し解いていきます。
おすすめの問題を解くペースは以下の通りです。
具体的におすすめの問題を解くペース
Part | 問題数 | 1問を解くスピード | 分数 |
パート5 | 30問 | 20秒 | 10分 |
パート6 | 16問 | 30秒 | 8分 |
パート7 | 54問 | 1分 | 54分 |
合計 | 100問 | 72分 (3分あまり) |
そのほかの時間が足りない場合の対策の方法については、以下の記事で解説しているのであわせてどうぞ。
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TOEICリーディング3ヶ月で400点を取得する方法まとめ
今日は、 TOEICリスニングの学習方法やおすすめの参考書等について紹介してきました。
TOEICのリーディングは、基本的な対策(問題演習、音読、パート毎の対策)で十分に独学で高得点を目指すことができます。
中でも大切なものは、読解力、語彙力を身につけることです。
今日の内容を参考にして対策してみてください。
また、リスニングの対策については、 TOEICリスニングで400点を取得する方法を徹底解説にまとめています。