- TOEICの学習をしているけど、集中力が続かない
- TOEICの集中力を鍛えるために効果的な方法はないのかな
と悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
TOEICの試験は、200問もの問題を解く必要があり、試験時間の合計は、計2時間と非常に長い間集中することが求められます。
途中で集中力が切れてしまうと、本来の自分の実力を発揮できずに試験が終わってしまうことも。
今日は、独学でTOEIC905点を取得した筆者がTOEICで集中力が続かない要因とその鍛える方法、対策について解説していきます。
この記事では、TOEIC試験中に集中が切れてしまう人に向けた対策と、そもそも普段のTOEIC学習で集中が切れてしまう人それぞれに向けて対策の仕方を徹底解説していきます。
この記事を読むとわかること
目次
TOEIC試験が集中力続かない人の4つの主たる要因
まずは、TOEIC試験当日に集中力が続かない要因を整理していきます。
それぞれ順番に解説していきます。
要因①:問題数が多く、長時間であるため、集中が切れる。
リーディング100問の計200問の問題を2時間もの長時間の間解いていく必要があります。そのため、試験時間が長く集中力が続かないという人は多いはず。
特にTOEIC対策を始めたばかりの初心者の人は、長時間の問題を解くことに慣れておらず、集中できないという人も多いです。
要因②:解けなかった問題が気になって集中がそれる
次の要因として挙げられるのが、直前に解けなかった問題が気になってしまって集中力が切れてしまうことです。
この事象はリスニング、リーディングともに起こり得ますが、特に1回しか聞く機会がないリスニングで起こりやすいです。
直前にいまいち理解できなかった問題は頭の中に残ってしまって次の問題を解くのが遅れ、その結果、集中が切れてしまうという悪循環になりやすいです。
要因③:わからない部分が多く、集中が切れてしまう。
続いての要因がわからない部分が多く、集中力が切れてしまうというものです。
やはり、人は自分が理解できていないことを長時間集中して学習するのは非常に難しいです。
この要因に対しては、TOEICのリスニング、リスニングの対策を丁寧に行なっていく必要があります。
どうしてもTOEIC対策はある程度の時間がかかかってしまいますが、正しい手順、方法、教材で対策を行うことで効率的に点数アップが図れます。
TOEIC学習全体の正しい学習方法・手順については、独学でTOEIC800点取得する方法を徹底解説の記事でまとめているのでどうぞ。
要因④:体調が万全の状態でない
寝不足である、食後で眠くなってしまうなど、集中するのに万全な状態でない場合もあります。
例えば、朝早起きするのに慣れていない人が、午前中に試験を受ける際には、いつもと違うためになかなか頭が回らず集中できないということも。
TOEIC試験に集中するための集中力の鍛え方&対策について
TOEIC集中力対策&鍛え方
以上の対策を行うことで、TOEIC本番の試験を受ける際に集中して取り組むことができるようになります。
TOEIC学習を習慣化し、試験問題への慣れを作る。
やはり、TOEICの試験問題を解くことに慣れているかどうかも集中できるかどうかを大きく左右してきます。
仮に毎週1回は、2時間試験問題を本番と同様の形で解いている人と、全く解いたことがない人とでは、実力が同じであっても、本番の集中度合いはかなり変わってきます。
また、試験問題を解くことへの慣れることで、問題を解くペースをつかむことできるため、実際の試験を受けた際にも目安の時間を考えながら集中して解いていくことができます。
まずは1日10分など小さい目標を立てて取り組むなどしてTOEIC学習を習慣化してしまうことをおすすめします。
理由としては、いきなり何時間も勉強するというような大きな目標を立ててしまうと挫折してしまうことが多いためです。
小さな習慣により、習慣化するためのより詳しい方法については、小さな習慣の効果がすごすぎる件の記事で解説しているのでどうぞ。
瞑想を行い、元々の集中力を高める。
「純粋な“集中力“を高めたい!」、「自分が持っているそもそもの集中力を高めたい」という人におすすめの方法が、瞑想です。
瞑想には、集中力を向上させるだけでなく、メンタルの状態を良くする効果など様々なメリットがあるため、まずは試しに取り入れてみることをおすすめします。
私自身、以下のように実際に瞑想を日常のルーティンとして行っていますが、英語学習や仕事の集中力が上がったのを実感しています。
瞑想の具体的な手順は、以下の通りです。
集中力を高める瞑想の手順
1. 5秒吸って10秒吐くなど秒数を決めて呼吸を行う。
※吸う:吐く=1:2の割合で行うようにする。吸うより吐く方に意識を向ける。
2. 呼吸に意識を集中させる
3. 他のことを考えしまってもOK。その後、再び呼吸に意識を持ってくる。
4. 自分が設定した時間終わったら終了。
僕自身は、以下のアプリを使用して瞑想を行なっています。
この瞑想を行うことで、自分の集中をコントロールすることができるようになります。結果として集中力が向上します。
TOEICでなかなか集中できないという人は根本的な集中力を鍛えるために瞑想を取り入れることをおすすめします。
問題を全て解く必要はないと割り切る|全部解けなくても高得点は狙える!
次の対策ですが、問題全てを解く必要がないと割り切ることです。
TOEIC試験で満点を取りたいと考えている人であれば別ですが、TOEICで高得点を取るためには、完璧を目指す必要はありません。
自分の実力が試験で出せるかどうかが最も大切なので、解けない問題や自信がない問題があっても割り切って次の問題に進みましょう。
1つの問題で悩んでしまって次の問題を解くのが遅れてしまうと全体の点数が下がってしまうので、切り替えて問題を解くようにしましょう。
TOEIC日常の試験勉強の際に、集中する方法
最後に、TOEIC本番の試験中ではなく、本番の試験のための学習を行なっている際に、集中したい人向けに勉強に集中する方法を説明していきます。
全部で3つの方法があります。
①TOEIC学習を習慣化する。
②モチベーションを最大限に高める。
③勉強に集中できる環境を意識的に作る。
このうち、習慣化の方法については、上記(TOEIC学習を習慣化し、TOEICを解くことへの慣れを作る)で触れたため、②モチベーションを高める方法、③勉強に集中する環境を意識的に作ることについて解説していきます。
①モチベーションを高める方法
1つ目の方法が、TOEIC学習へのモチベーションを高めることです。とはいえ、モチベーションを高めるといっても何から始めていいかわからないという人も多いはず。
具体的には、以下のような取り組みを行なってモチベーションを高めていきましょう
モチベーションを高める
- TOEIC学習の目標・目的を定めてやるべきことを具体的にする
- 効率的なTOEIC学習の方法を身につけて短期的に成果を上げるようにする
といった方法があります。
特に1つ目の目標・目的に関しては、具体的に設定できている方が、勉強に取り組むモチベーションが上がり、かつ日々の学習の中でやるべきことが明確になっているため、1日1日のやる気の質が上がります。
より具体的なTOEIC学習のモチベーションの高め方については以下の記事で詳しく解説しているので、併せてチェックしてみてください。
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②勉強に集中する環境を意図的に作ること
次の方法が、勉強に集中できる環境を意図的に作ることです。
具体的には、以下の通りです。
✔️勉強に集中できる環境を作る方法
・カフェや図書館など集中できる場所で勉強を行う。
・勉強に不要なものを使用できない状態にする。(スマホ等)
それぞれ解説していきます。
場所を変えて集中力をリセットする。
まず、1つ目についてですが、集中できない人は、場所を変えていない場合が多いです。
例えば、家でだらだら過ごしていて、その後に勉強をしようと思ってもなかなか勉強に移れないという人も多いのではないでしょうか。
思い切って場所を変えてしまうことで、スイッチを切り替えることができ、集中してTOEICの学習に取り組むことができるようになります。
勉強に不要なものを排除:タイムロッキングコンテナでスマホは封印してしまう。
2つ目が勉強に使用していないものを勉強中に自分の周りに置かないことです。
例えば、アプリで勉強していない場合には、スマホは必要ではないのでカバンにしまうなどして勉強中は遮断してしまいましょう。
私自身、気になってスマホをいじってしまうことがあったたため、現在は、以下のようなスマホ禁止コンテナを使用して指定した時間にスマホを操作できないような状態に物理的にしてしまっています。
おすすめの商品がタイムロッキングコンテナです。
この容器に入れてしまうと設定した時間の間、ケースにロックがかかり、スマホを物理的に使用することができなくなります。
まさに集中するには最強のアイテムです。
私自身、移動中にアプリでの学習をする場合にはスマホを使用することがありますが、基本的にはアプリをタイムロッキングコンテナに入れて、ダブレットで学習するようにしています。
個人個人に合ったおすすめのタイムロッキングコンテナについて知りたい人は以下の記事も併せてチェックしてみてください。
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試験直前にできる集中力を維持するためにやらない方がいいこと
次に試験直前にできるだけやらない方が良いことについても紹介していきます。
直前に勉強しすぎない
あまり直前に知識を詰め込もうと思考系の勉強をしてしまうと、考える力を浪費してしまうため、本番の試験の際に必要以上に疲れてしまいます。
結果として、本来の自分の実力を発揮できずに試験が終了してしまうことも…。
試験前は、軽いウォーミングアップくらいの気持ちでリスニング、リーディングの問題を解くことをおすすめします。
昼食&朝食を食べすぎない
昼食や昼食を必要以上に食べすぎないようにしましょう。あまり食べすぎてしまうと試験中に眠くなってしまいます。
参考までに自分が当日に食べていたものとしては、ウイダーインゼリーやおにぎりなどの軽食等を試験前には食べるようにしていました。
生活リズムを崩さない|早寝&早起きを意識
また、起床時間や就寝時間をできるだけ一定に保ち、早寝早起きをするようにしておきましょう。
Q&A:特にTOEICリスニングが集中できない人が行うべき対策は?
リーディングに関しては、高校までの英語学習で触れている機会が多い人が多いと思いますが、リスニングはなかなか本格的に勉強する機会がないです。
そのため、特にリスニングの際に集中できないという人は多いです。
私自身、リスニングに対しては苦戦していましたが、日常の学習の中でシャドーイング学習を取り入れることで、リスニング問題への集中力が大幅に上がりました。
シャドーイングとは、聞こえてきた音声を少し遅れて自分で発音していく学習方法です。
シャドーイングを行うと、継続的に音声を追いかけていくため、リスニングを聞く際の体力を身につけることができ、結果として集中力が鍛えられます。
より詳しいシャドーイングの方法については、シャドーイング学習の方法を徹底解説!の記事でまとめているのであわせてどうぞ。
TOEIC試験集中力続かない人が行うべき対策まとめ
今日は、TOEIC試験集中力が続かない人が行うべき対策について説明してきました。
TOEIC集中力対策&鍛え方
- TOEIC学習を習慣化し、試験への慣れを作る。
- 瞑想を行い、もともとの集中力を高める。
- 問題をすべて解く必要はないと割り切る。
以上のような対策を行うことで集中力を維持しながら、TOEICの試験に臨めるようになります。ぜひ試してみてください。