- TOEICリスニング速すぎて全然聞き取れない
- なんて発音しているのか全くわからない
- 音声を聴いていると集中力が切れてしまう・・・
と悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
僕自身、 TOEIC対策をはじめたばかりの頃、リスニングが速すぎて全く聞き取れず絶望しました。
「一体どんだけ速いんだ・・・」
時間をかけて勉強しているのに、 TOEICの試験本番では、結局速すぎて文章の意味が理解できないという状態。
しかしながら、その後、試行錯誤を重ねるうちに、効果的なリスニングの学習方法がわかりました。
結果として、徐々にリスニング力が向上し、現在は、 TOEIC905点を取得しています。
僕のように失敗し、無駄な学習に時間を割くことがないように正しいリスニングの学習方法を知ってほしいという目的で記事を書いていきます。
TOEICリスニングが無理と諦めている人は必ずこの記事を読んでください。
この記事を読むとわかること
目次
TOEICリスニング|聞き取れない3つの理由
TOEICのリスニングが聞き取れない場合、原因として以上の3点が考えられます。
自分が認識している音と実際の英語の音にずれがある
次の原因が自分が認識している音と、実際の発音にずれがあるという理由です。
僕自身もそうでしたが、勉強時間を増やしているのに、リスニングがいつまで経っても聞き取れるようにならない場合には、正しい音を認識できていない場合があります。
英語で実際に発音される音と認識している音のずれを無くすためには、シャドーイングやオーバーラッピング、ディクテーション等を行って英語を聞き取る力を向上させていく必要があります。
※シャドーイングとは、聞こえてきた音声を文章を見ずに後から自分で発音して追いかけていく学習方法のこと。
記事内リンク
TOEICのパート毎の傾向や単語を把握できていない
次の原因が、TOEIC問題の解き方に慣れていない点です。
TOEICの問題は、出題パターンや出題内容に傾向があり、問題演習をしていく中で、傾向を掴むことができるようになります。
問題の傾向を把握することができると、ある程度どのような問題かを予想しながら、問題を解くことができるため、正答率が上がります。
例えば、パート3&4のような長文のリスニングでは、以下のような内容が出題されることが多いです。
✔️出題される問題の例
・空港やレストランといった施設内での会話
・留守番電話の内容
・引退式や授賞式のアナウンス
また、TOEICで出題される問題で使用される単語は、他の試験と異なり、ビジネスよりの単語になっています。
そのため、語彙に関してもTOEIC対策をしておかないとなかなか聞き取れるようになりません。
TOEICリスニングの勉強時間が少ない=聞き取れるようになるためには量も大切
1つ目の理由が、純粋な学習時間が少ない点です。TOEICリスニングで聞き取れるようになるためには、ある程度の学習時間を確保する必要があります。
英語学習を継続的に行うことができれば、徐々に点数が上がっていきます。
とはいえ、無理に学習時間を増やそうとすると勉強が嫌になってしまうので、まずは、1日10分といった少ない時間から学習し、習慣化してしまうことをおすすめします。
TOEICリスニングが聞き取れるようになるために効果的な学習方法
次に、リスニングが聞き取れるようになるために効果的な学習方法を紹介していきます。
シャドーイング|聞こえてきた音声を追いかけて発音していく。
シャドーイングは、最もおすすめするリスニングの学習方法です。
正直このシャドーイングを知る前は私自身全く英語が聞き取れませんでしたが、継続してシャドーイングを繰り返し行なっていく中で嘘のようにリスニングが聞き取れるようになりました。
具体的には、聞こえてきた音声を文章を見ずに自分で発音しながら追いかけていく学習方法です。
✔︎具体例
といったふうに聞こえてきた音声を自分で発音しながら再現していきます。
シャドーイングの効果は以下の通りです。
シャドーイングの効果
- 英語を聞き取る力が大幅に上がる。
- 自分の弱点箇所がわかる。
シャドーイングを行うことで、自分の認識している音と、実際の音とのずれがなくなっていきます。その結果、英語のリズムや音を瞬時に処理することができるようになっていき、格段に聞き取る力が伸びていきます。
より詳しいシャドーイングの学習方法については、以下の記事を参考にしてみて下さい。
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倍速リスニング
次に紹介するのが、倍速リスニングです。
倍速リスニングとは、本番の試験問題のスピードよりも速い速度(2倍速、1.5倍速等)でリスニングを行うことです。
倍速リスニングには、以下のような効果があります。
倍速リスニングが効果的な理由
① 速度がゆっくりに感じられ、余裕を持って問題を解けるようになる。
② リスニングの際の集中力が身につく
③ 学習時間を短縮することができる。
倍速リスニングは、音声スピードがゆっくりだとある程度聞き取れる人や本番になると音声が速いと感じて聞き取れない人におすすめの学習方法です。
倍速リスニングを行うことで、TOEIC対策を行う上で上記のようにさまざまなメリットがあるので、ぜひ試してみてください。
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TOEICリスニング聞き取るようになるためにおすすめの教材について
続いてTOEICリスニング対策におすすめの教材について紹介していきます。教材としては、以下の2点を満たしているものがベストです。
・シャドーイングの教材として最適なものや、シャドーイング学習機能があるもの。
・TOEICのリスニングのパートごとの対策を重点的にできるもの
先ほども説明したようにTOEICリスニングで高得点を取るためには、質の高い教材でシャドーイングを学習に取り入れることが必要不可欠です。
とはいえ、一から教材を揃え、自分で学習手順を考えて勉強しても継続できない、めんどくさいと感じる人も多いはず。
そんな人に以下の条件を満たすおすすめの教材を紹介していきます。
初心者・中級者におすすめのリスニングアプリ・参考書
✔️初心者におすすめリスニングアプリ
・スタディサプリイングリッシュTOEICコース:シャドーイング、ディクテーション学習機能がついており、聞き取る力を正しい学習方法で身につけることができます。
また、講義動画付きのパーフェクト講義により、パートごとの効率的な学習が可能。初心者から700点〜800点が狙えます。
※クリックすると詳細説明記事に移動します。
初心者の人は、まずスタディサプリを選んでおけば失敗がほとんどないです。
リスニング力を効率的に上げていくには、参考書よりも機能が充実しているスタディサプリのようなアプリでの学習がおすすめです。
✔️初心者におすすめリスニング参考書
・TOEIC新形式精選模試リスニング:質の高い5回分のリスニング問題集で演習ができる。
・TOEIC L&R Part3&4 鬼の変速リスニング:倍速リスニングについての学習に加え、シャドーイングの学習方法についても知ることができる。
参考書に関しては、以上の2つがおすすめです。全体のリスニング対策を行いたい人には、精選模試リスニングを、パート3&4に特化した対策をしつつ、倍速リスニング、シャドーイングといった効果的な学習方法を身につけたい人には、鬼の変速リスニングがおすすめです。
上級者(リスニング350点以上)におすすめの教材
また、ある程度基礎力はあるけど、なかなか高得点を取ることができないという350点以上の人には、SantaのようなAI機能で効率的に点数を上げることができるアプリがおすすめです。
短期間でも多機能による効率的な学習でリスニング対策を行うことができ、苦手箇所を克服しながら点数を上げていくことができるためです。
より詳しいリスニングアプリについては、以下の記事で紹介しています。
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また、参考書による対策がしたいという人は、以下の記事でリスニング対策におすすめの参考書をまとめているので、チェックしてみてください。
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これまで紹介したリスニング対策を行ったけれどもなかなか成果が出ないという場合には、学習の絶対量が足りていない可能性があります・
追記:TOEIC本番が聞き取れない人に向けた対策について
最後に、自分で参考書で問題を解いているときは、問題ないけれど、本番になると聞き取れなくて困っている人に向けて対策を書いていきます。
①事前に本番に近い状況でリスニングを解いておく
できるだけ本番に近い状況で事前に模試問題集を解いて置きましょう。
イヤホンを使用したリスニング学習のみを行なっていると、音声がクリアに聞こえますが、本番は、スピーカーによる音声であるため、イヤホンよりも聞にくいです。
②速い音声、難易度の高い問題で高地トレーニングを行う。
2つ目の対策が、先ほど紹介した倍速リスニングのような速い音声で問題を解いたり、難易度の高い問題を解き、マラソンでいう高地トレーニングを行うことです。
そういった難しい問題や方法でリスニングを行なっておくことで、本番の試験の際に余裕が生まれ、自分の実力を発揮しやすくなります。
難易度が高い問題や自分のレベルより少し難しい問題を解きたい人は、AIアプリでの学習がおすすめです。
TOEIC対策におすすめのAIアプリはこちらで解説しているのでどうぞ。
倍速でリスニングを行うトレーニング方法については、以下の記事で解説しているので、チェックしてみてください。
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TOEICリスニング聞き取れない人への対策まとめ
今日は、TOEICのリスニングで聞き取れない人のためにおすすめの教材、学習方法について解説してきました。
まずは、実践できる部分からリスニング学習方法を取り入れてみてください。
また、以下の記事では、TOEICリスニング全体の学習方法について解説しているので、あわせてチェックしてみてください。