- TOEICパート5の点数がなかなか上がらない
- 文法の中でどういった部分を中心に勉強したら良いのだろうか
- 文法問題簡単なはずなのに意外に解けない・・・
と悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
パート5は、 TOEICの文法問題が出題されるパートです。
そのため、勉強を始めたばかりの人でも点数を効率的に上げやすいパートです。
短期間でも成果を上げる事ができ、試験直前の勉強にも役に立ちます。
この記事では、パート5の問題を解くためのコツ、学習方法を解説していきます。
記事の信頼性
留学なし、独学でTOEIC905点を取得しています。
自身の経験から、TOEICの点数を効果的に上げる方法を解説していきます。
※リーディング学習全体の学習手順については、以下の記事で解説しています。
目次
TOEICパート5の概要|文法問題
まず最初にTOEICパート5の概要について紹介していきます。
問題数、内容について
TOEICリーディング | 問題数 | 問題の種類 |
パート5 | 30問 | 文法問題 |
パート6 | 16問 | 長文(空所補充) |
パート7 | 54問 | 長文問題 |
TOEICのパートは、全部で30問です。
リーディングのパートの中でも比較的問題数が多いパートであるため、確実に得点を稼ぎたいところです。
また、その後の長文問題のパート6,7に時間を多く割くために、できるだけ速く問題を解きたいパートです。
具体的にどのような問題なのか?
例ですが、以下のような問題になります。空所に合うものを4択から選びます。
パート5の例題
Q. The bus didn’t arrive at the station ___ time yesterday.
(A) for (B) at (C) on (D) with
この問題の正解は、Cです。
on timeの意味が、時間通りにという意味なので、適切な表現となります。
パート5の問題の内容
- 品詞問題
- 語彙問題
- 代名詞の問題
- 前置詞の選択問題
- 接続詞の問題
以上のような問題が頻出です。
TOEICパート5で高得点を取るための3つのコツ
次に、パート5で高得点を取るための3つのコツを解説していきます。
パート5高得点のための3つのコツ
それぞれ順番に解説していきます。
①品詞問題は空所の前後で見極める!
パート5の文法問題の中で頻出のものが品詞問題です。
品詞問題では、空欄の前後に注目する事で解くことができる場合が多いです。
具体的には、以下のような問題です。
パート5の例題
Because of the influence of Covid-19, the industry has experienced the ____ change.
(A) signify (B) significantly (C) significance (D) significant
この問題を解く上で必要な事は、前後に注目する事です。
この場合、空欄の後にくるchangeを修飾していると捉える事ができます。
そのため、名詞を修飾している形容詞であるBのsignificantが正解になります。
品詞に関する知識は、基本中の基本なので、覚えておくようにしましょう。例えば、形容詞と副詞の違いは以下の通りです。
①形容詞:名詞を修飾する。
②副詞:動詞、形容詞、他の副詞を修飾する。
このように基礎的な品詞の部分は確実に抑えておくようにしましょう。
②頻出語彙を覚えておく
このパートでは、単語の意味を押さえておけば解ける問題も多く出題されます。
そのため、TOEICの試験で出題される重要な頻出単語を押さえておくことで、安定して点数が取れるようになります。
また、 全体のパートを通して、語彙の知識は必要不可欠なので、短期間で集中的に学んでしまうことをお勧めします。
具体的におすすめの参考書は、TOEIC L&R 出る単特急 金のフレーズです。
この一冊でTOEICに必要な頻出語彙をマスターできるので、非常におすすめの単語帳です。
③スピードを上げる。
次のコツですが、スピードを上げることです。
文法問題では、できるだけ時間をかけずに問題を解くことが大切です。
理由としては、その後のTOEICパート6、7に使用する時間をできるだけ残しておく必要があるためです。
問題演習を行う際には、20〜30秒で1問あたりの問題を解くなど時間制限を決めて解くことをお勧めします。
スピードを上げるための対策としては以下のようなものがあります。
スピードを上げる対策
- 形から解く。
- 熟語を覚える。
単語帳や問題集で出てきたフレーズを覚えて行くことで対応することができます。
パート5の問題の中には、文法上1つの選択肢しか当てはまらないものがあります。
そういった場合には、文章の文脈や意味を考えなくても正解を当てる事ができるため、まず形から当てはまるものを絞って解いて行くことで正答率を上げて行く事ができます。
また、時間の短縮にもなるため、抑えておきたいテクニックです。
具体的には、以下のような問題です。
パート5の例題
____ the bad weather, he made the event successful.
(A)Despite (B)While (C) Though (D)But
この選択肢として正しいものは、AのDespiteです。
空所の後には、名詞がきているため、接続詞を入れることはできません。
よって、唯一前置詞の選択肢であるDespiteが正解になります。
パート5の文法対策におすすめの教材
おすすめの教材は、 TOEIC L&R テスト 文法問題でる1000問です。
TOEIC満点教師が作成した文法対策の最強の参考書です。
問題数が1049問と量が多いだけでなく、一つ一つの問題の質も高いです。
この参考書を解いていくことでパート5高得点間違いなし。
気になる人は以下の記事も併せてご参照ください。
パート5の対策として有効な学習法
パート5の対策としては、有効な問題演習の方法について解説していきます。
問題を解いて行く中で、自分ができない部分を潰して行くことで、確実に得点が取れるようになります。
具体的には、以下のような手順で問題を解いていきます。
✔︎文法問題を解く手順
① 模試問題集や問題集の問題を解く。
② 解説を読む前に間違えた問題を解き直す。
③ 解説を読んでなぜ間違えたのかを整理する。
④ 時間を空けて解き直す
※目安として1週間後、復習期間が早すぎると、解答を覚えてしまっているため。
⑤解けない問題がなくなるまで解く。
以上の手順で文法学習を行っていくことで解いた問題の内容を定着させて行くことができます。
ポイントとしては、解いた後に解説を読む前に再度自分で考えること、時間を空けて解き直すことで定着させることが大切です。
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TOEICパート5対策方法まとめ
今日は、パート5の対策について紹介してきました。
TOEICのパート5では、以下の点を意識して学習を行う事で、高得点を狙う事ができます。
パート5のコツ
- 品詞問題は形から解く。
- 頻出語彙を押さえておく。
- スピードを上げる。ー形から解く。
以上の点を意識して文法対策を行ってみてください。