- 問題を解く量を増やしているのに、聞き取れるようにならない・・・
- シャドーイングって本当に効果が出るの?
- リスニングの点数を上げる、効率的な学習方法を知りたい。
と悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
勉強しているのに、なかなかリスニングが聞き取れない場合には、効果的でない学習に時間を割いてしまっている可能性が高いです。
そんな人におすすめの学習方法がシャドーイング。
シャドーイングを学習に取り入れることで、 TOEICリスニングで高得点を狙えるようになります。
シャドーイングの具体例
具体的には、以下のように聞こえてきた音声を追いかけていきます。
といったふうに聞こえてきた音声を自分で発音しながら再現していきます。
僕自身、TOEICを始めた時は、リスニングが全く聞き取ることができませんでした。
しかしながら、シャドーイングを学習に取り入れるようにしてから、劇的にリスニング能力が向上しました。
とはいえ、正しい方法でシャドーイングを行わないと効果は出にくいです。
今日は、独学で TOEIC905点を取得している筆者が正しく、効果的なシャドーイングの学習方法について解説していきます。
この記事を読むとわかること
目次
シャドーイングがTOEICリスニング学習に効果的な理由
シャドーイングの効果ですが、以下のような効果があります。
英語を聞き取る力が上がる。
一つ目の効果が英語を聞き取る力に身につく点です。
シャドーイングでは、聞こえてきた音声を実際に発音していきます。
そのため、繰り返し発音しているうちに、実際に英語がどのように発音されているのかを認識できるようになります。
実際の試験の音声を聞いた際にも細部まで英語を聞き取ることができるようになります。
自身の体験談
僕自身、シャドーイングを行うことで、英語を聞き取る力が飛躍的に上がりました。
最初は、速すぎて何を言っているのかわからないと悩んでいました。
そこでシャドーイングで繰り返し学習していると、
音声のスピードに慣れ、速い音声についていけるようになる
シャドーイングを繰り返し行うことで、速いと感じていたスピードの音声についていくことができるようになります。
聞き取る能力がある程度あるのに、リスニングができない場合には、スピードに慣れていないからである可能性が高いです。
シャドーイングを行うことで、英語の音声のスピード・リズムへに慣れることができ、速いと感じていた音声についていくことが可能になります。
自分の弱点箇所がわかる。
何も見ずに発音をしていくため、自分が聞き取ることができない弱点の部分がわかります。
そのため、シャドーウィングを複数回行うことで、発音できる部分とできない部分がわかるようになります。
例えばですが、ladder(はしご)とletter(手紙)など近い音の単語を間違って認識してしまっているということはよくあると思います。
そういった部分の聞き取りミスをシャドーイングによって、見つけることができ、対策を行うことが可能になります。
英文に対する集中力が身につく。
次の理由ですが、英文を聞く集中力が身につくためです。
英文を聞いていて、「あ、ぼーっとしてしまった」と音声を聞き逃してしまったことはありませんか?
これは、英文を聞いている際に、集中力が切れてしまって起きてしまうことです。繰り返しシャドーイングを行い、英文についていくことで、英語を集中して聞く力に身につきます。
TOEICリスニングは、長時間集中してリスニングを行なっていく必要があります。
そのため、シャドーイングで英文を聞く集中力を身につけておくことで、安定して得点を取ることが可能になります。
リーディング対策にもつながる!
シャドーイングは、リスニングだけでなく、リーディングの対策にもなります。
音声を追いかけながら発音していくことができるようになると、素早く英文を理解する力が身についていきます。
結果として、文章を読むリーディングにおいても速く正確に文章が理解できるようになります。
TOEICリスニング|シャドーイング学習に使用すべき教材
TOEICリスニングでシャドーイングを行う際に、使用すべき教材について紹介していきます。
・スタディサプリイングリッシュTOEICコース:初心者からTOEIC700点〜800点を目指すことができる。
TOEIC模試問題集20題分の学習が可能。シャドーイング機能がついており、
・TOEIC 新形式精選模試リスニング:収録されている5題の問題の質が非常に高く、この模試を教材にして学習を行うことで、確実に実力が上がる。
これらの教材を使用しつつシャドーイング学習を行うことで成果を出しやすくなります。
シャドーイングの具体的なやり方について
次に具体的なシャドーイングの学習方法について紹介していきます。
以下の2つについて解説していきます。
- オーバーラッピング|文章を見て、音声と同時に発音していく
- シャドーイング|文章を見ずに聞こえてきた音声を発音していく
オーバーラッピングをシャドーイングの前に行うことで、より効率的に学習を進めることができます。
オーバーラッピング|シャドーイングが速すぎる人におすすめ
その他におすすめの効果的な学習方法として、オーバーラッピングがあります。特にシャドーイングを行なっていて、スピードが速くついていけない人が最初にやるべき学習方法です。
オーバーラッピングのやり方
具体的なオーバーラッピングとは以下の通りの意味です。
オーバーラッピングとは、文章を見ながら、音声を聞いて聞こえてきた音声に合わせて英語を発音していくというものです。
具体的には、以下のような方法で取り組んでいきます。
✔️具体例
音声:May I take your order? Yes, I would like a hamburger
自分;May I take your order? Yes, I would like a hamburger
聞こえてきた音声と同じタイミングで、スクリプトを見ながら発音していく
使用する音声、文章に関しては、TOEIC模試問題集あるいは公式問題集のリスニングパートの文章を使用しましょう。
主にパート3&パート4の文章を使用して学習しましょう。長文であるため、学習教材として最適です。
まず、最初にこのオーバーラッピングを行なっておくことで、シャドーイングが非常に行いやすくなります。
シャドーイング|少し遅れて追いかけて音声を発音していく
私が実践してきた中で最も英語力が上がったリスニングの学習方法が、シャドーイング。
シャドーイングを正しい方法で繰り返し行なっていくことで、リスニングパートで400点を取得することが可能です。
シャドーイングのやり方
シャドーイングとは、スクリプトを見ずに聞こえてきた音声を少し遅れて発音して追いかけていく学習方法
オーバーラッピングとの違いは、スクリプトを見ないこと、同時ではなく後から追いかけていくことです。
スクリプトを見ずに聞こえてきた英語を発音していくため、より高度な学習方法です。
✔️具体例
①音声が流れる。
音声:May I take your order? Yes, I would like a hamburger...
②聞こえてきたら発音する
(0〜1秒後)自分:May I take your order? Yes, I would like ...
このように音声を聞いて、文章を見ずに、実際に自分で再現しながら発音していきます。
このようにシャドーイングを行なっていきます。次にシャドーイングを行う上での注意点を説明していきます。
TOEICリスニングシャドーイングの注意点
いざシャドーイングをやって見ると苦戦することがほとんどだと思います。
理由としては、最初は、シャドーイングを行う際に、スピードが速くてついていくことができなかったり、何を言っているのかを聞き取ることができないためです。
そこで、シャドーイングを行う上での注意点についてお話ししていきます。
シャドーイングの注意点
- 事前にオーバーラッピングを行い、内容や発音を把握しておく。
- 繰り返し行う
- わからなくても頑張ってついていく。
まず、文章を見た状態で発音していくオーバーラッピングを行い、どういった内容なのかどのように発音されているのかを把握します。
その後、繰り返しシャドーイングを行なっていきます。
この際、聞き取れない部分やなんと言っているのかわからない場合でも頑張ってついていきます。
その後、複数回やってみてわからない部分は再度文章を見て確認をします。
この流れを繰り返し行なっていくことで、徐々にシャドーイングを行うことができるようになります。
シャドーイングを用いたリスニング学習の手順
学習の手順
①模試問題集、公式問題集で問題演習を行う。
②間違えた問題を解き直す。
③英文の内容を確認する。
④オーバーラッピングを行う。
⑤シャドーイングを行う。
まず、問題集を解いて、答え合わせを行い、間違えた問題を解き直します。その後、英文の内容を確認していきます。この時点でわからない部分や語彙内容をチェックします。
そして、先ほど紹介したオーバーラッピング、シャドーイングの順に学習を行います。
リスニング学習の全体的な流れや対策については、TOEICリスニングで高得点を取るための5つの対策にまとめているので、参考にして見てください。
TOEICリスニングシャドーイングの学習方法まとめ
今日は、TOEIC英語学習の効果的な学習方法について紹介してきました。
今日シャドーイング、オーバーラッピングについて紹介してきました。
これらの効果的な学習で解いた問題を復習することで、リスニングを聞き取る能力が確実に上がり、英文を聞き取ることができるようになります。
どの方法もリスニング能力をあげる上で非常に効果的なので、ぜひ参考にしてみてください。