- 直前2週間でもスコアアップをするためにはどうしたらいいのだろう。
- もう試験まで時間がないし焦っている
と悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
2週間でもTOEICスコアは上がります。2週間の学習で100点以上アップというのは期間的にも難しいですが、不可能ではないです。
この記事では、独学で現在TOEIC905点を取得しており、
過去に2ヶ月半のTOEIC学習で500点台から870点を取得した筆者が直前の2週間でも可能なTOEIC対策について解説していきます。
うまくいけば、初心者から2週間の学習で600点を目指すことも可能です。
この記事では、2週間で行うべき対策についてまとめていますが、もし1ヶ月間学習時間があるという人は、以下の記事を参考に対策を立ててみてください。
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Contents
直前2週間という時間がない中で行うべきこと
①TOEICの問題の傾向、コツを知る。
非常に大切なのが、TOEICの問題の傾向、解くためのコツを把握することです。
大前提として、TOEICには、リスニングパート、リーディングパートがあり、計200問の問題が出題されます。
リスニングとリーディングは合計で7つのパートがあり、それぞれ対策の仕方が異なります。このTOEICの問題の傾向、コツについては、最初に参考書で学んでしまうと良いです。
絶対に抑えておきたいのは、以下のコツです。
✔️短期間でできる絶対に抑えておきたい TOEICのコツ
・パート3、4(長文リスニング)は先に問題文を読んでおき、聞かれる内容を把握しておく。
・パート2(会話応答問題)の誤答パターンを把握しておく。
・リーディングは時間配分を設定していく。
具体的な対策の方法は、記事内のTOEICの試験のコツや傾向を把握するで解説しています。
TOEIC試験を解く際のコツの中には、すぐに実践できるものもあり、直前の対策でシミュレーションをしておくことで、成果が出やすくなります。
②効率的にパートを上げやすいパートの順番で対策を行う。
続いての方法として効率的に点数を伸ばすことができるパートの順番で対策を行うことです。
具体的には、以下の順番になります。
✔️直前の技術解く順番
パート2→5→6→3→4→7→1
注意点としては、2週間だとなかなか量としても全パートの対策をこなすのが、なかなか確保することができない点です。
そのため、2週間でも時間があまり確保できない人は、パート2、5といった最も伸びやすいパートの対策に絞って対策を行いましょう。
③単語学習に力を入れすぎない。
単語学習に時間を費やし過ぎてしまうと、結果的にスコアを最大化することが難しくなってしまいます。
問題を解き、出てきた単語の知識を身につけていくという方法で学習していくと良いです。
ただ、2週間の間で時間が確保できそうな人は、自分が目標とする点数のレベルの単語を少しチェックしても大丈夫です。その場合でもできるだけ最初の1週間を中心に学習するようにしましょう。
具体的な単語学習の方法は、TOEIC英単語勉強法&覚え方を905点が解説!の記事で解説しているのでどうぞ
【無料可】2週間で TOEIC対策を行う際におすすめの教材
続いて、おすすめの TOEIC対策教材について解説していきます。
自分ですでに教材を購入して持っている人やアプリで学習をしている人はその教材を使用して良いですが、まだ教材をしていない人やより質の高い教材で学習したい人におすすめの教材を紹介していきます。
とはいえ、2週間の対策なのに、わざわざ教材を購入するのは、お金がもったいなと思う人も多いはず。そのため、ここでは、完全無料で使用できる教材を紹介します。
具体的には、TOEIC対策アプリと1週間無料で電子書籍を使用できるAmazon Unlimitedを使用することで2週間の期間であれば無料で対策することが可能です。

◆無料で使用でき、かつ質の高いアプリ
・スタディサプリイングリッシュ TOEICコース(1週間無料で使用可)
内容:初心者でもわかりやすく、かつ1つのアプリで基礎から大幅な得点アップが可能。
・abceed(3日間無料で使用可)
内容:AI機能で効率的なTOEIC対策ができる。参考書学習機能(200冊以上)もあり。
※リンクをクリックするとアプリの詳細説明記事に移動します。
◆1ヶ月間無料で使用できる参考書Amazon unlimited
・はじめて受ける TOEIC L&R テスト 全パート完全攻略
内容:各パートの対策+模試問題集1回分
内容:TOEICの直前でも役に立つ点数を上げるためのテクニックやパート別の対策ができる。
※クリックすると詳細説明記事に移動します。
スタディサプリは、初心者から700点〜800点を取得するのに必要な内容がこのアプリ1つに詰まっており、1週間の無料期間の間でも十分な TOEIC対策を行うことが可能です。
両アプリ(スタディサプリ、abceed)の詳細については、以下の記事で詳しく説明しています。
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また、参考書についてですが、この2つの参考書(直前の技術、はじめて受けるTOEIC)の電子書籍は、Amazon Unlimitedの新規登録で1ヶ月間無料で使用することができます。
詳しい登録方法や参考書の詳細については、以下の記事でまとめているのでチェックして見てください。
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できるだけ毎日やるべきこと:音読&シャドーイング
徹底的に行なって欲しいものが、以下の2つの学習です。
この学習はルーティンとして行なっていくと2週間の間でも成長できる可能性が大幅に上がります。
解いた問題を教材として以下の学習方法を行なってください。
1日15分でもいいので、時間を割いて取り組んでいきます。(時間がある日は、30分前後)

リスニング:シャドーイング
シャドーイング:聞こえてきた音声を文章を見ずに少し遅れて追いかけていく学習方法
シャドーイング学習を行うことで、英語の音声を正確に聞き取る力が身に付いていきます。
リーディング:音読学習
音読・・・文の意味や構造を意識しながら、声に出して文章を読むこと。
音読を正確にかつ、継続的に行っていくと文章をはやく正確に文章を読む力が身についていき、 TOEIC対策に必要な力が大幅に向上していきます。
これらの学習方法では、2週間という期間が短い中でなかなか成果が出ない場合もありますが、長期的な視点で見ても確実に行なっておくべき学習方法です。
そして行うことで、やらない場合と比べると成果が出る確率は格段に上がります。
詳しいシャドーイングや音読を使用した学習方法や以下の記事で解説しています。
直前2週間で行うべきTOEIC対策具体的な手順
先ほど説明した毎日やるべきことの他に以下のスケジュールに従って対策を行なっていきます。
①TOEICの試験のコツや傾向を把握する(1日目〜2日目)
最初にTOEICの傾向やコツを把握していきます。最初にパートごとの対策方法を把握しておくことで、その後の学習でもコツを意識しながら学習できるようになり、効率的な得点アップにつながる学習ができます。
リスニングパート1は写真を事前にチェックしておく。
パート1は、写真描写問題です。具体的には以下のような問題です。
パート1の問題例
(A) A man is seated on a chair. (B) A man is watching birds.
(C) A man is walking in a park. (D) A man is talking with a woman.
写真を表現している適切な選択肢の問題を選んでいきます。
この際には、必ず事前に写真をチェックしておくようにしましょう。どこを聞かれるのか目星をつけておくだけでも正答率は上がります。
リスニングパート2(会話応答問題)
パート2は会話応答問題です。
聞こえてきた音声に対する答えとして適切な選択肢の問題を選んでいきます。
具体的には、以下のような問題です。
Part2問題例
Q. When does the meeting start?
(A) At 3pm. (B) No thanks. (C) Yes,I’m confused.
このパートのコツとしては、以下の通りです。
・疑問文の文頭の単語を全力で聞き取る
・出題文に似た音が入っている選択肢は誤答の可能性が高い
こういった対策を問題を解く中で組み込んでいくことで、パート2での得点力を徐々に伸ばすことができるようになります。
リスニングパート3&4(長文リスニング)は先読みしておく
リスニング問題は、先読みしておくことで聞かれる内容を事前に把握しておくことができます。
そのため、先読みをしておくことで全体がよくわからなくても部分的に聞き取ることができ、得点できる場合があります。
これは、直前でも効果が出る方法なので、事前の学習の中でリハーサル的に行なっておくことをおすすめします。
リーディングパート5
パート5は、文法問題です。具体的には、以下のような問題が出題されます。
パート5の例題
Q. The bus didn’t arrive at the station ___ time yesterday.
(A) for (B) at (C) on (D) with
このパートで高得点のために必要なコツは、以下の通りです。
・品詞問題を解けるようにしておく
・できるだけはやく解けるように問題量をこなす
パート5は、初心者でも対策がしやすいパートなので、頻出の文法事項の学習を行い、得点源になるように対策をしておきましょう。
リーディングパート6
パート6では、長文の空欄に当てはまる選択肢をして適切なものを選んでいきます。
パート6を解く上で押さえておきたい点は、以下の2つです。
・指示語や接続詞に注意する。
・文章の流れを掴めるように精読を行う。
パート6では、文章の流れがどうなっているのか、空欄の前後や文章の構成から把握し、適切なものを選んでいく必要があります。
特に空欄の周辺や選択肢の中に指示語がある場合には、その指示語が何をさしているのかを考えて解答していくと正答率が上がっていきます。
リーディングパート7
また、解き終わらない場合でも問題は適当でもいいから時間内にマークしておきましょう。いわゆる塗り絵ですが、点数を少しでも上げたければ、やるに越したことはないです。
加えて、適当にマークする以外の策として効果的なのが、時間が少ない中でも解ける問題を探して解くという策が非常に効果的です。
具体的には、長文中の単語や表現の意味に近い選択肢を選ぶ問題といった語彙問題などは少ない時間で解けることがあるので、必ずチェックするようにしましょう。
また、リーディングは、800点以上の高得点を取る人でも解き終わらない人もいるような非常に時間が厳しい試験となっています。
自分の時間配分を想定しておき、パート5をできるだけはやく正確に解けるようにしておきましょう。
より詳しいパートごとの対策や TOEIC試験を受ける上でのコツは、以下の記事でもまとめているので、あわせてチェックしてみてください。
②実際にパートごとの問題を解く(3日目〜4日目:2日間)
次のフェイズとしてリーディングとリスニング問題を2日に分けてそれぞれ解いていきます。
全パートの問題を解くと200問ほどあり、最初は時間がかかってしまうかもしれませんが、しっかりと問題を解いていきます。
この際には、①で学んだパートごとの問題を解くタメのコツを意識しながら実践していきます。

少ない時間で最大の成果を出すためにもできるだけはやく TOEICのコツを反映させた対策を行なっていく必要があります。
②特化した対策を行う(5日目〜11日目:7日間)
特定のパートや自分が苦手なパートに特化した対策を行なっていきます。
2週間という短い期間で対策を行うと、どのパートの対策も中途半端になってしまい、結局成果が出ないということもあります。
自分が苦手な部分等の相談でありますが、以下のような仕方でパート別の対策を行なっていくと良いです。
✔️初心者の人でどのパートの対策も不十分な人
→パート2、パート5、パート6の対策をメインで行なっていくことをおすすめ
✔️すでにパート2、パート5といった基礎的なパートではある程度得点できている人
→パート3、パート4の対策に特化して学習を行なっていく。
それ以外のパートについては、特化した対策はせずに最初に解いた模試問題集の復習を中心に学習していきます。
③模試問題を1題分解く&これまで解いた問題の総復習を行う。(12日目〜14日目)
最後に、模試問題集をもう一度解き、本番の試験に向けた慣れを作ります。そこで出た課題を元に戦略を考えていきます。
また、これまで解いてきた問題の総復習を最後に行います。
ここまでの流れで学習している場合には、
・模試問題集(2回分)
・パート別に特化した対策で使用した問題
の2種類の問題があるため、この中で間違えた問題を中心に復習を行なっていきます。もしあまり復習に時間が取れない場合には、特化した対策を行なったパートの復習を中心に問題を再度解いていきます。
直前だからといって焦って学習範囲を広げずに、学んだ解き方や知識を定着させていくことで本番の試験で役に立つ知識へと変わっていきます。
TOEIC2週間でできる直前対策まとめ
この記事では直前2週間でTOEICスコアを上げる方法について解説してきました。
意識すべき重要な3つの項目は以下の通りです。
①TOEICの問題の傾向、コツを知る。
②効率的にパートを上げやすいパートの順番で対策を行う。
③単語学習に力を入れすぎない。
紹介した方法は、総合的な英語力を上げるというよりは、TOEICの点数を上げるために特化した内容となっています。
より総合的な英語力を上げつつ、TOEIC対策を行いたい人は、
【超独学術】TOEICで800点を取得する勉強法を905点が解説!の記事を参考にどうぞ。