- TOEICリスニングの勉強をしているけど、聞き取れるようにならない
- 発音学習ってTOEICリスニングに本当に効果あるの?
という人に向けて記事を書いていきます。
結論ですが、TOEICリスニングでできるだけ高得点を取りたい!という人はリスニングの学習だけでなく、発音の学習も併せて学習することをおすすめします。
自分が発音できる音というのは、聞き取る際に違いを認識することができる音です。そのため、発音の学習を行なっていく中で、自分が正しい音で発音ができるようになるとリスニングの聞き取る力が強化されます。

この記事では、TOEICで905点、リスニングパートでは、485点(495点)を取得している筆者が発音の学習方法、重要性、おすすめの教材について解説していきます。
この記事を読むとわかること
Contents
TOEICリスニング学習者が発音の学習をする2つのメリット
英語が聞き取れる単語が増える。
冒頭でも説明した通り、発音の学習を行い、自分で発音できるようなった英単語は、聞き取ることができるようになります。
そのため、積極的に英語の発音を学習することで、リスニング力が強化されていきます。
反対に、基本的に聞き取れない単語がある場合には、その単語以外の情報を元に、英文の内容を判断する必要があり、より難易度が上がります。
発音の学習をしておくことで、リスニングの難易度が下がり、高得点を狙えるようになります。
伝わる英語を話せるようになる。
TOEICを学習している人の多くが、将来的に英語を使用した仕事などなんらかの形で携わりたい人だと思います。
発音を学んでおくことで、相手に伝わる英語を話すことができるようになります。
これは自身の経験からもとても大切なことだと痛感しました。僕自身、発音学習をする前に自分の英語がなかなか理解されず衝撃を受けました。


将来的に英語を使用して何かをしたい!と思っている人は、TOEICの学習を行なっている段階で発音を学習しておくことをおすすめします。


TOEICのリスニングに効果的な発音の学習方法|インプット編
①発音の方法、発音記号を学ぶ
実際に口の中でどのように発音しているのか、発音の方法を発音記号と一緒に学んでいく必要があります。
例えば、日本語には母音は、あいうえおの5つしかありませんが、英語には、より多くの母音があります。さらに、子音の数も多く、違いを認識しておく必要があります。
そう言った発音を認識して実際に発音できるようにするためには、基本的な単語と一緒に発音トレーニングを行う必要があります。
発音学習おすすめの学習本:英語耳
おすすめの本は、英語耳です。
口の中の舌の動き等を踏まえながら、実際にどう発音すればいいのかを子音、母音、それぞれ丁寧に解説されています。
そのため、英語の正しい発音の仕方を自分で再現することができます。
英語耳のポイント
・口の中の舌の動き等も踏まえて、丁寧に発音の仕方が解説されている。
・子音や母音についてどう発音すればいいのかをいちから知ることができる。
発音学習におすすめのYoutube:あいうえおフォニックス
おすすめは、「あいうえおフォニックス」
かわいいイラストで楽しみながら学習をすることができるので、楽しみながら学習を進めることができます。

あわせて視聴したい動画
TOEICのリスニングに効果的な発音の学習方法|アウトプット編
発音についての知識を身につけたあとは、積極的に口に出してアウトプットしていく必要があります。
繰り返しアウトプットをしていくことで、発音の仕方が定着し、意識しなくても正しい方法で発音ができるようになります。
具体的な発音のアウトプットの方法としては、以下の3つの方法がおすすめです。
発音学習アウトプットの3つの方法
- 洋楽で繰り返し発音の練習を行う
- TOEICリスニング教材を使用したシャドーイング
- 英会話練習アプリで発音認識機能を使用する
①洋楽で繰り返し発音の練習を行う。
とことん、英語の1曲を全力で真似して繰り返し歌ってください。この時、最初に学んだ発音の仕方を細かい部分まで意識しながら、歌っていきます。
基本的には、自分の好きな曲でいいですが、1つ注意点としては、テンポがゆっくりめの曲を選ぶようにしましょう。
理由としては、あまりテンポの速い曲を練習曲として選んでしまうと、なかなか発音に集中でき無くなってしまいます。
もしどれを選んだらいいかわからないという人には、以下のような曲がおすすめです。僕自身は、「Perfect」を使用して発音の学習を行なっていました。
自分の好きな歌が思いつかなかったり、洋楽をあまり知らない人のためにおすすめの発音が学習できる曲を紹介しておきます。
・Love yourself|Justin Bieber
・Perfect|Ed Sheeran
・One Call Away|Charlie Puth
※タイトルをクリックすると、YouTubeのミュージックビデオに移動します。
②シャドーイング|聞こえてきた音声を追いかけて自分で発音していく
次におすすめの方法がシャドーイングです。発音の基礎を覚えることができたら、積極的に声に出していきます。
シャドーイングの学習方法
シャドーイングとは?・・・聞こえてきた音声を少し遅れて自分で追いかけながら発音していく学習方法のこと
TOEICのリスニングの教材を使用してシャドーイングを行うことをおすすめします。
シャドーイングとは、英語の音声を聞いて聞こえてきた音声を追いかけながら発音していく学習方法です。
シャドーイングは、発音の練習になるだけでなく、聞き取る力が大幅に向上するので、 TOEICリスニングにおいて最もおすすめの学習方法です。
あわせて読みたい記事
TOEICリスニング|シャドーイング学習に使用するべき教材
次にシャドーイング学習に使用するべき教材について紹介していきます。
シャドーイング学習使用すべき教材
- スタディサプリイングリッシュTOEICコース
- TOEIC L&R TEST 新形式 模試問題集リスニング
基本的には、アプリであれば、スタディサプリ TOEICコースが、本で学習したい人には、新形式精選模試リスニングがおすすめです。
どちらも TOEICリスニングの本番の試験に非常に近い質の高い音声が収録されており、シャドーイングの学習として使用する教材として申し分ないです。
特にスタディサプリは、アプリ内で、シャドーイングの学習をあわせて行うことができるため、非常に学習しやすいです。
それぞれの教材の詳細については、以下の記事で説明しています。
③英会話練習アプリで発音していく。
発音認識機能のついた英会話練習アプリで練習していくのもおすすめです。
具体的なアプリとしておすすめなのが、トーキングマラソンです。
自分の発音した音声をアプリが認識してくれるため、正しく発音できているかどうかがわかります。
あわせて読みたい記事
TOEICリスニングの発音の訛りについて
TOEICリスニングの発音の注意点としては、アメリカ英語だけでなく、以下に示すような国の英語が問題で使用されている点です。
具体的には以下の国の訛りの音声が使用されています。
TOEICリスニング発音国
- アメリカ
- イギリス
- カナダ
- オーストラリア
- ニュージーランド
異なる国の人の訛りが収録されている模試問題集を学習してシャドーイングしておくことで十分に対応できます。
TOEICリスニングの訛りについては、基礎ができていれば十分に対応することができるので、まずは基礎から身につけていきましょう。
TOEICリスニング発音の学習方法まとめ
今日は、TOEICリスニング対策としての発音の学習方法を紹介してきました。
まずは、発音記号や発音の方法をインプットし、以下の3つの方法でアウトプットしていきましょう。
発音学習アウトプットの3つの方法
- 洋楽で繰り返し発音の練習を行う
- TOEICリスニング教材を使用したシャドーイング
- 英会話練習アプリで発音認識機能を使用する
発音学習を行うことで、リスニングで聞き取れることができる単語の幅が増え、得点の向上させることができます。
まず、自分ができる部分から少しずつ取り組んでみることをおすすめします。